ナマのみずら髪が……
そしてぺかぺかな小物が……
いや敢えてこの時代にチャレンジした心意気は買いだが。
しかし現代人俳優にあの髪型が不思議で違和感でのう……

角川書店のホームページをチェックしたよ。
「書籍」の「今月の新刊」を見てね、そっか、木島が出るのは今日で、鳥頭紀行の新刊となんか耳袋な聖徳太子話が出るのね、と思って、取り敢えず立ち読みしましょうかと思ったのに思ったのに。
お昼から左耳の奥が痛い。鼓膜だろーか。
そして、顔とか頭に近いトコが痛いとだんだんと頭痛が。
しょーがないので藤生、夕方になってつい耐えきれず鎮痛剤を服用、東京の本屋を見に行くのは諦めて、帰りの電車で眠って、なんとなく痛みを忘れたところで地元本屋へ。
そしたらね。角川文庫11月9日の新刊ってあがってた本一冊もないんだが。
地元本屋其の弐にもいってみたんだがないんだが。
角川がいかんのか地元本屋がいかんのか。
でも時折びくっとしちゃうくらい痛い耳をぶらさげて丸善まで行く気力がねぃ。雨だしさぁ。
そしてこの耳の痛みはなんなのか。中耳炎？
取り敢えず今日、歯医者で親不知抜いたときのパワフル痛み止め飲んで寝て、明日痛くなかったら藤生さんの勝ちとゆーことで。いや何と勝負してんだかは知らないが。

丸善にのこのこ寄り道して帰る。
「今昔続百鬼・雲」買うの忘れてたんだもんさ〜。メフィストで読んだから、書き下ろしがなければ買わないものを……しかも黒衣の男が友情出演かい……ええ買うよ、買いますよ。てゆーか京極せんせえ、こんだけ書き下ろし書くより陰摩羅鬼を……
「堪忍箱」は図書館で借りちゃったんだよなぁ、と文庫新刊を横目で見つつ素通りする筈が、何故山田風太郎の「警視庁草紙」を手に持っているのだ自分。あああああ。まだ綺堂の「青蛙堂鬼談」も読み終わっていないというのに。
しかし「木島日記−乞丐相」近日刊行って新聞広告で見たけど近日って一体いつやねん……
嗚呼このパターンかつて経験した憶えが、と思ったらアルスラーンの新刊が激久々に出たときも「近日刊行」という紛らわしい広告が新聞に出ていたような気が。
ちゃんと日付オープンにしてくれ角川……

大学のOB会。
その前に、キャッシュの罠に掴まらない前にプロフ変更。HP引っ越したからねぃ。リンク

しかし、NNで確認しててしょーげきの事実が。
メニューの画像が崩れてるうううううう！
ぎあああああああああ。
何がいかんのだー。しかしもうお出かけしなくちゃー。
VD2002もDLしてるヒマないやちくしょー。
明日いろいろかたづけよう……

藤生と割と仲の良い若手の上司がいたとしよう。
彼の名を仮にC次長としよう。
そして藤生が、彼に、
「藤生（仮名）さん、うちのボスから今日仕事頼まれると思うけど、それ完成させちゃうと、今度俺達のところに回ってきて面倒だから、ゆっくりやっていいからね。っつーか、急ぐな」
と言われたとしよう。
そして、案の定仕事を頼まれたら、彼のボスの「もう出来たかー？」チェックがびしばし入り、そのプレッシャーに耐えかねて、藤生、ゆっくりやれと根回しされた仕事をさくっと今日中に片づけてしまったとしよう。
そしてC次長が夕方外出から帰ってきて、
「藤生（仮名）さん、どう？仕事頼まれた？」
とゆー問いに、藤生が正直に、
「頼まれた上に、もう片づけてしまいました」
と答えたとしよう。
「なにー？！お前、ゆっくりやれって俺言ったじゃん！」
ふざけて上司は、藤生のデスクに出ていたアクリル30cm定規を振り上げ、藤生を殴るマネをしたとしよう。

そしたらその定規がすっぽ抜けてねぃ……
藤生の額にざくっと角がささったさ。
隣で見ていたK君後述して曰く、
「あの時、部の時間が一瞬止まってましたね」
言葉にならない痛さでした。
しゃがみこんだ藤生の頬に涙も零れようってものである。
上司には平謝りに謝られた。
しかし痛みがね。涙腺さんに泣けと命じるのだよ。こっちも恥ずかしいから泣きたくなんぞないんだが、涙が出てしまうものは出てしまうんだよ。すぐ止まったが。
しかし。何が嬉しゅうて仕事片づけて定規で刺されて泣いて上司に詫びられねばならんのだろう私。
上司は上司で体罰疑惑かけられてるし。社会出てまで体罰か。
「いじめだいじめ」
とかゆー声も聞こえるし。

とりあえず来週藤生は築地で寿司が喰えるそーです。
奢る人間は言うまでもない……

とゆってもHP。
てゆっか夜逃げ。

いや別にジオでもいっか〜とか思ってたんだけどさ〜。
でも友達とかばたばた逃げてるしさ〜。
しかも割れてはいけないところにネット身元が割れた危険性があってさ〜。いや会社じゃないけど。
会社だったらもうこの日記畳んでるけど。
割れてるかどーかわかんないけど、多分割れてないとは思うんだけど、でも念のためさ〜。

夜逃げ先はキープしたので、これから作業……

いやちょっといやんなことがあり。
ちょっとぶるぅになってみたり。
いやー2ちゃん言葉で人を罵り倒したくなる瞬間ってあるもんなんだねぃ、あっはっは。

でも京都オフいってきたしー。
オフレポ面倒だから他人が書いてくれることを期待しておりますが。
メンバーの皆様お疲れさまでございます。
どーでもいいがスマートメディアの中身が鳥居ばっかりですねぃ藤生さん。

ところで藤生、金曜日にマニュキュアを落とし、爪塗らずに京都オフ行って、日曜日の夜は疲れ果てて眠るどころではなく、月曜日の夜塗ればいいものを放置なぞしていたのだが。
そして藤生の指の爪は普通の人より薄くてやわくできているのだが（足はそーでもない）。
さて以上二つの前提を踏まえた上で、本日FDケースの群と格闘中に、ぱきっと。
届けわたしのナマヅメすぷらーっしゅ。
右小指の爪の上から1／3程のところが半分ほど剥がれ。
全部がいっちゃったわけでないので、ベースコートで塗り固めて仮留め処理をしてみた。
それでいいのか、自分。

昨日藤生さん、お仕事の罠にはまりまくってステキに残業。何故派遣社員の私が次長クラスに「お先〜」とか言われねばならないのであろうか。
そして支店からかかってきた電話をとって、
「C次長はもう帰られましたが〜」と答えて、
「どうして？なんで？どうしてあいつもう帰ってるの？！」
と問いつめられなければならないのだろうか。
そんなこと私が知りたいです支店長さん。
かくて、昨日「マウスを買って帰るのですっっ」とゆー決意は、なんともいえない疲労の前にもろくも崩れ去る。雨降ってるのに傘忘れてるし。
さて、そーゆーわけで、今日はさくっと帰ってさくっとマウスを買いに行きますよペースな藤生。しかし明日はセミナーだ。また倒れたいのに倒れられないK君（中途）がハイエナのような目で人の隙をうかがっている。ちょっと仕事の合間に目薬でもさそうものなら、
「ヒマですか？ヒマですね？手伝って欲しいことが！！」
……悪魔のような容赦なさである。
いや普段はそりゃネットサーファーな私だが流石にこの時期はいろいろな人間にものを頼まれているわけでかなり手一杯――
「大丈夫！5分で終わりますから！嫌とは言わせません！！」
脅迫されてるよーな気がするのは気のせいだろうか。
そして5分で終わったのは説明だけだったしな。
藤生の脳裏に不吉な予感がよぎる。
今日も残るんですか藤生。
でも神様は藤生を見捨てていなかった。相変わらずマシンの調子が悪く、ブルーな画面を3回ほど喰らったあとアクセス様がフリーズ。強制終了もきかず、スイッチをぶったぎって再起動。パスワードをいれて……と、
「ドメインサーバにアクセスできません」のメッセージ。
あれ？ケーブル抜けてる？と確認するがそんなこともない。首を傾げつつコード周りを繋ぎなおし、再トライするもやはりサーバに入れない。これはカード関係が死んだか？と思っていたら、周囲から
「メール送れないよ？」
「インターネットが繋がらない」
「サーバが見えなくなっちゃった」
死んだのは藤生PCではなかった。
鯖様だったのである。
折しも5時まであと20分という頃の出来事であった。鯖はそのまま5時を過ぎても生き返らず、藤生「仕事できないし、残っても無駄に残業代かかるだけだし」と理由をつけて逃げ帰る。
ありがとう鯖の神様。
そーゆーわけでのこのこと東京駅のさくらやへ。マウスはホイールがついててちゃんと動けばもーどーでもいいや的気分だったのだが、ポイントが結構溜まっていたので、どーせならと光学式マウスを購入。一番安いやつだけど。
繋いでみたら、あら動きが軽い。
ボールがないと結構違うものだなーと感心。
パッドじゃないとこでも滑らかに動くし。
ただひっくり返すと赤い光弾を放つのが。
いや光学式だから仕方ないんだが。持ち上げるたびにマウスの底から殺人光線が。って持ち上げなくても放たれてるんだが。
光るたびにママンが目をそらすのが気になります。

昨日までどーも動きづらいなぁ、と思いつつ使っていたマウスさんが今日ご臨終。
バラして中掃除してみたりもしたけどダメ。
別に藤生はタブレットとキーボードがあればどーにかなるが、いっしょにパソつかってる母はマウスがないとどーにもならない。ショートカットなんて何一つ教えてないし。
確かタブレット買った時にマウスがついていたはず……とPC関係段ボール箱をごそごそ。あの時はこんなもんいらんから値段下げろと思ったが、ついに活躍するときが今！！

うっわー使いにくーい。

動きがね〜〜。ボールじゃないので滑らかさがイマイチね〜〜。いや死ぬ直前だったマウス君よりはまマシなんだけどね〜〜。コードが邪魔にならないってのもいいんだけどね〜〜。
思ったところにぴしっと行かないこの隔靴掻痒さが。
というわけで明日は会社帰りにマウスを買ってこようと誓う今日このごろ。

やはり残業する藤生がいる……。

……正確には雑司ヶ谷鬼子母神の御会式とゆーとか。
例の一味に誘われ、寒いなかをとてとてと目白に向かう。
今週は仕事が忙しい。来週にセミナーを控えているから仕方ないが。派遣社員の藤生が連日残業しちゃうくらい忙しい。
でも6時の待ち合わせに間に合わせるには残業やってる場合じゃない。
おお、いい具合に藤生に仕事を発注しているK君（中途入社。隣席のK君に非ず）が4時半から5時半まで外出じゃありませんか！これは彼がいないあいだに逃げろという神様のお達しだね？！
頼まれた仕事を言われたとおりにこなし、そしてそのままだと生じる不具合をポストイットにメモってぺたっと彼のノートPCに貼って、さあ5時だ！お先に失礼します！！
……バッグを持ってドアを開けた瞬間、30分早く帰ってきたK君（中途）と視線が合う。
「……藤生（仮名）さん、その鞄は」
「……いや、お先に」
「は？まさか僕達を置いて帰るつもりじゃないですよね？」
「や、帰るから」
「だってこの後も相談と仕事がー！！」
「今日は定時で帰るって朝言ったじゃん！！！」
藤生、逃げるようにあがって、ああ、雨がやんでるから主任来られないのかもなぁと思いつつ目白へ。
寒いよー寒いよー。フリース着ててよかったよう。
でも寒いよう。
やはり雨女として知られる主任は来られず、RんのさんとKのせのおねいちゃんと、目白の中国茶専門店へ。
Kのせのおねいちゃんはハマナス茶、Rんのさんは東方美人なる烏龍茶、藤生は八宝美人なるよくわからん茶をいただく。
緑茶に陳皮に菊の花、クコの実、氷砂糖、乾燥苺（？）等々8品目入ってるらしい。
とりあえず体に善さげな味が。
温かいお茶と饅頭等々のお茶請けで身体を和ませ、いざゆかんヤンキーを見に。
鬼子母神は「神」で終わるが所謂八百万な方々ではなくて、仏教の神様である。この雑司ヶ谷も法明寺とゆー日蓮宗のお寺なのだ。
んでもって御会式とかゆーとなんか厳かちっくな字面であるが、おおざっぱにゆーと鉦と団扇太鼓ててんつくどん鳴らしつつ、纏をぶんまわして、万灯がのしのし練り歩くとゆー、ひじょーに喧しいフェスタである。
主役ヤンキーだし。
そらじじぃもおばちゃんも餓鬼んちょもおっちゃんもいるが、やはり纏振りまくるのは若人。茶髪を結って鉢巻してさー。みんなで法被に股引で太鼓叩いてかけ声張り上げて。にーちゃんもねーちゃんも、普段地べたに座り込んでたりするんだろーに。
なんかこーゆーのを見ると、日本の未来もそう捨てたもんじゃないのかもしれないねぃ、などと考える年寄り藤生。仕方がないの。もう年だから。
そーいや日蓮宗なので、行列の先頭が立正佼正会さんだったりするのだが、上に「世界平和祈願」とついた地球を引きずっておられたのもやはりあの方々なのであろーか。
アメリカがう゛いう゛いゆわせてるしねぃ。このへんで平和主張しときますか仏教。
地球浮きまくってるけど。
ところでこの日、鬼子母神の境内は祭りなので屋台で溢れるわけだが、その中に「見世物小屋」を発見。
後学のため（何のだ）と好奇心に負け、つい中に。
舞台の高さが藤生の胃あたり。そこに女物の安っぽい着物きて顔をみょーな白塗りにしたにーちゃんがいて火のついた蝋燭を口に入れたりしてるわけだな。
藤生的には「何故ねえちゃんじゃない？！」
ねぇちゃんがそーゆーのをやる低俗なエロスがいいんじゃないかとか言い出すと友達なくしそうだからやめとくが、にーちゃんがやってもなー。ちぇー。
蝋燭芸のあと、鼻から口に細いチェーン通して動かしたりしてたが、それはやっぱりねぇちゃんが蛇でやるべきかと。見世物小屋といえば蛇女ー！
あとはなんか蛸男とか河童の木乃伊とか。
そしてちゃんとサクラがいたのが。
しかもこの上なくわざとらしい。それが味なのかもしれないひょっとして。
しかし雑司ヶ谷の鬼子母神ってそんなに広かったとも思えないのだが、よくあれだけの屋台が入るなぁとちと不思議。

ちょっとファイル整理モードにしていたHPを取り敢えず復活。
なんかやふの著作権問題とかでガタガタしてたときに休みにしちゃって、このまま引っ越そうかなぁとか色々考えたりもしたのだが。

お引っ越しの挨拶が面倒なのでやめた。
ま、やふにどーこーされるよーなデータ置いてないし。
うざくなったら引っ越すかな、みたいな。

だってポップアップウィンドウ嫌いだし。
夜中でもジオ割りと軽いし。
別にCGI使えなくていいし。
生イカとかがサイトの下にでろりと横たわってるのもなんだし。

ただなんとなくやふの遣り方は好きくないんだよなぁと思いつつ。

それはまず朝のこと。
先週末にあった研修の荷物の後かたづけを藤生が隅っこでやっていると、O君がさかんに「困ったなーどうしよう」と言いながら前にしゃがみこんだ。
「どーしたの？」
「別館のY代理っているじゃないですかー」
「ああ、よく電話かけてくる人」
「あの人からFAXきたんですけどー、僕、それ間違ってシュレッダーしちゃったんです」
「……シュレッダーしちゃいけない書類だったの？」
「まだ読んでなかったんです」
「………………」
朝からいい味を出しているO君である。
「電話して送り直してもらおうかなぁ。でも怒られるよなぁ。あああああああ」
「でも謝るしかないでしょう。で、送付用紙に山羊の絵をかいて、『さっきの手紙のご用事なあに？』って書いておけばばっちり」
「怒られますよう！絶対！！」
「でもあの人の電話っていつも仕事依頼じゃん。どーせそのFAXもその手のだからそんなに怒らないで送ってくれるよ」
そして電話したO君が怒られたどーかは藤生の知ったことではないが、それを踏まえて、時刻は夕方4時前後迄下ったころのことである。

「あ゛ーーーーーっっ！！！！！！しもたーーーー！！！」
神戸出身のO君の関西弁が月曜日から疲れ果てた部署に響き渡った。
振り向けばシュレッダー前にO君の背中が。
……君、またやったのか。今度は何の書類かい。
課員一同、なまあたたかーい視線を彼の背に。
がっくりと打ちひしがれたO君は、おもむろに襟の後に手をかけ、ネクタイをむしり取った。そして振り返り、途方に暮れた顔で
「やってしまいました……」
と呟く右手には、先端にシャギーの入ったネクタイが。
「うわははははははははははははははは！！！！！」
次の瞬間、一同爆笑。
ちなみに問題のネクタイは、ソード型をしている切っ先部分がほぼ全部シュレッダーに喰われていた。
その日、過労で倒れた人間がいたり、過労で死にそうだけど今日までにあげないといけなくて熱をおしてきている人間が来ていたり、支店のオヤジとバトった人間がいたりで、なかなかステキに荒んでいたうちの課員は何かに憑かれたようにしばし大笑いしていた。
普通会社というものは、多少の笑い声はあがっても、あまり馬鹿笑いというのは聞かない場所である。なのにあんまり大笑いしているものだから、隣の部の女性が偵察にきたくらい笑っていた。
そういやそーゆーCMが前あったような気もするが、そんな漫画やドラマのような状況が目の前で起こるとは。
取り敢えず発作のごとき爆笑が靜まっても、しばらくくすくす笑いは続いた。思い出すとおかしい。ネクタイをしていないO君を見るとおかしい。その時会議に出席していて、自席に戻ってきた部長が、
「おい、O、なんでネクタイしてないんだ」
と注意するのがおかしい。
そしてそれに、
「ちょっとシュレッダーしちゃいまして……」
とO君が答えるのがおかしい。流石にこの時は再び爆笑が起こった。
そしてよその部で話をきいてわざわざ見物にやってきた次長が
「O君どこ？？あ、ネクタイどうしたの？？」
と探し出してまでわざとらしく聞くのもおかしい。
久々に腹筋が痛くなるまで笑わせていただきました。O君ありがとう。
ちなみにO君は、
「このネクタイもタダじゃないんですよー？！」
と嘆いていた。
給料日まであと4日。
今月は20日が土曜日だから1日だけ振り込みが早いぞ。がんばれO君。

テレビで入れ知恵されたらしく、母が言い出した。
「紅茶がリンスのかわりになるんだって」
「へー」
そう、何気なく流していた藤生だったが。
「まずオリーブオイルを髪になじませておくんだって。それで、髪をあらって、リンスしないで、そのかわりに煮出した紅茶をシュッシュッってするんだって」
「ふーん」
やっぱり適当に流していた藤生だったが。
それを何階も繰り返されると流石に不吉なモノを覚えるわけである。
母よ、何かを狙っているね？！
そういえばうちにはあと僅か瓶に残っている半端オリーブオイルが。
「それでね、紅茶をシュッシュッってしたら、流さないで、そのまま乾かすんだって」
「……やってみれば」
「あんたがやってみてよ」
そういうと思ったんだ、ママン……
「自分で試せばいいじゃん！！」
「お母さんは今日は髪の毛洗わないの！！」
洗えよ。
いいから。
「いいからあんたやりなさい！！ほら、オリーブオイル！！」
そうして家庭内権力に敗北した哀れな藤生は実験台というか人身御供というかに。
「ところでお母さんこのオリーブオイルは直ぐ洗っていいの？」
「いや、少しなじませておくみたい」
「少しってどれくらい？」
「忘れた」
ははははははははははははははははははは！
ざけんなよママン……
結局紅茶を煮出しつつテレビを見てる内に1時間ほど経過。
さあ洗ってみませう。
ああああああ、オリーブオイルでまったりした髪が洗っても洗ってもまったり。
……リンスしないからこれでいいのだろうか。
もう3回もシャンプーしてるけどまったりしてるし。
そして煮出した紅茶液を、スプレーがないので、てきとーにちょみっとづつぺたぺた。
てゆーかこれ茶渋だと思うんだが。いいのかそれでいいのか。
よーく髪に揉み込んで、タオルで拭き拭き。
あああタオルが茶渋色に。
手櫛で梳かしつつドライヤーをかけると、案の定きしむんですがママン。
でも、ブラッシングをきちんとして、完全に乾いてみると、を、意外とさらさらかも。
でもね。
普通にシャンプーとリンスした方が全然楽だって…

日記リンク張るのって。

どうやんの。
あああああ！新デザインの使い方がわかってないのか私？！
でも上のトコの「お気に入り」を押すとIEのお気に入り登録ウィンドウが出現しちゃうんだよう！
じゃあどこ押すんだよ一体！！

藤生さん軽く混乱中。
そしてHPのファイル整理ぢわぢわ進行中。
そして引っ越すかどうか激しく悩み中……

藤生さん、昨日デジカメを東京駅にいったついでにサクラヤで購入。
ささ、これでうちのらぶりーな師匠を撮るのですっっ！！
と思うたが嬉し恥ずかし初撮影は身動きしないプリモプー太郎であった。
うわあ流石今時のデジカメはキレイに写るねぃ。
というわけで、今日、まっぴるまにハムスターを叩き起こしてれっつ撮影。
ハムスターの活動時間は夜。昼間を選んだのは、光の弱い夜でフラッシュがつくのを避けたのと、夜のナマモノは活動的過ぎて写真とってる場合じゃありませんよ旦那。
昼間に叩き起こして、寝ぼけているところをすなわち激写！！
……どっきりカメラの寝起き突撃レポートのようですが大丈夫ですか自分。
ケージの針金を爪で鳴らしまくると、木箱の出入り口付近の巣材がもそもそ蠢き、ピンクの鼻面が覗く。
ささ、とっとと出てくるのですっっ。
接写モードはスタンバイOK。しかし液晶ってピントあってるんだかあってないんだか全然わかんないよう。
適当に撮影しているうちに、まずい、ハムスターが正気に！
（餌っちゅか？餌っちゅね？餌はどこっちゅ！！）
ハムスターはとろいようだが、広いところに出てみると意外に素早いナマモノである。そりゃーネズミさんたちに比べるととろいが。
今日の撮影ここまで！！ていうか、まだ5枚しか撮ってないんすけどー！
ランクをおとしてからぐんと食べなくなりやがったペレットを口に押し込み、ケージに戻す。
ささ、どのように写っているか見てみるのですっっ。
……ピントあっている写真ほとんどなし。
まあ、こんなもんだろう。
中に1枚、ハムスターの顔がしっかりとれていて、ピントもばっちり合っているものを発見。
うきうきしながらパソに取り込んでみたのだが。

藤生、うちのハムスター可愛いって思ってるんだけど。
パワーと正確はアレだけど、外見は可愛いと思ってるんだけど。
ちょっとまるまるしててデカいけどでも可愛いと思ってるんだけど。

らぶりーvvな筈のうちのももっちの寝起きのアップは。
（なんじゃー、貴様儂に用かー。儂ぁやったるけんのう、なんか文句あるんかー）
とでも仰っているかのごときふてぶてしいオヤジ面。
いや違う！これはパソコン画面いっぱいのドアップでうちのラブリーを見ているからであって、画像サイズを小さくすればちっとは見れる顔に！！

でもね。
あえて言うなら熊に似ている……

今日は藤生、朝から仕事頼まれまくりでかなりバタバタ。午後も3時を回り、お茶のペットボトルを傍らに「どーしても火曜日に持っていきたいから今日中に作ってほしいんだよねぇ」というそんなら貴様もっと前から頼んでおけよ畜生な書類をぺこぺこ打っていた。
そこへT次長が、
「藤生（仮名）さん、I社のKさんて人から電話ー！」
「はぁ？！」
誰っすかそれ。そんな業者知らないぞ。
不審もろ出しの藤生に、T次長、
「でも、藤生（仮名）さん御指名してるよ？」
なんだろうと首を捻りつつ受話器を取ってみる。
「お電話代わりました、藤生（仮名）です」
『あの、私、昔T次長にお世話になりましたIのKと申しますが』
T次長、あんたの客やん。
『それで半年くらい前だと思うんですけどねぇ、貴方に国税庁の類似業種の株式の価額表送ってもらったんだけど……』
「……ああ！」
思い出したよおぢさん！！
そーいや春にそんな書類をFAXしたような気がするよ！
確かT次長が外出してやがって、わからんと言い張る私に
「いいから頼むからFAXしてくれ」と無茶を言ったおじさんだね！！！
結局その時はそのへんの代理に聞いて、国税庁のHPをプリントアウトしたものを送信したのだが……
またか？
またなのか？？？
ていうか私の名前チェックしてやがったのか記憶の彼方に葬り去ってくれればいいものを……
『もう10月になったし、もう半期分のデータがそろそろ出てると思うんだよねぇ。それで、貴方国税庁のホームページで見られるって言ってたけど、そのアドレスってどこか教えてもらえるかなぁ』
おじさん、検索エンジンって言葉知ってますか……
いや、その言い回しを知らなくてもYahoo!って知ってますか……
しかしそこで「検索かけて自力で探してください」とゆーのも無礼だし『やりかたわからん』とか言われると藪蛇なので、
「えーとじゃあスペル言いますね〜http://の〜〜」
仕方なく丁寧に教える藤生。「すると国税庁のHPのトップにいきますので、そこから探してください」
『ああ、ありがとうね。取り敢えず1回やってみるよ』
……とりあえず？いっかい？
藤生、なんとなく不吉な予感を覚える。が、何しろ目の前の仕事を片づけないとおうちに帰れない。しかも今日は親に頼まれた用事があるので、東京駅に寄るから遠回りだ。残業はしたくない。
「藤生（仮名）さーん、さっきの人からまた電話」
だから貴様が電話相手してやれよT次長ー！！
『あのねぇ、ページは開けたんだけど、どこ見たらいいかわかんないんだよねぇ。色々開いてみたんだけど』
ははははははは。藤生、なんとなく疲れた笑いを浮かべ、エクセルの作業だけでいっぱいいっぱいなマシンで無理矢理IEを立ち上げる。
「あのー、トップページに“キーワード検索”ってありますよね……？」
『え、どこ？』
ははははははははははははははははは……
「右側の大きいフレームのですねー、一番左下の四角です……」
テーブルとゆーても通じるまい。ああ。
『ああ、じゃあここに書類の名前いれて……で、どうするの？』
「“検索”って書いてあるボタンを押してください。するとその言葉の入っているページのリストが出てきますから。それをさらにクリックしてください」
『うん……………………あれ、出てこないよ。検索結果0件だって』
「漢字の間違いとかありませんか？私の手元には出てきているんですが……」
『あ、漢字でいれるの？』
ひらがなで入れてたんかい。それとも英文字かい。
「か、漢字で正確にいれてください……」
ていうか私は自分の仕事も進んでいないのにどうして半年前に一度電話とFAXでやりとりしただけの男にこんなことを教えているのだろう。教えて京極堂。
『あ、出てきた！ありがとう！助かったよ！あれ、でもこれ、最新データ入ってないの？』
確かに画面は4月でとまっている。
「いや、それが最新みたいですよ……8／10にあげてるみたいですし」
『じゃあ、来週になったらもう2ヶ月分進んでいるかなぁ』
それは国税庁に聞いてくれおじさん……
電話していた30分分、藤生、ばっちり残業のハメに。
そして、あとでT次長が、
「さっき、Kさん何だって藤生（仮名）さんに電話してきたの？」
「なんか類似業種の株価のやつで……」
「国税庁のHP見ればいいじゃん、ていうかあの人、俺が電話に出てるのに全然気がつかないし」
「次長が挨拶してくれればよかったじゃないですか。『前にT次長にお世話になった』とかおっしゃってましたよ」
「その時勿論『Tはもう死にました』って言ってくれたんだろうね」
次長、一昨日自分の親が倒れたというのにそういうブラックジョークありですか。
「で、国税庁のHPのアドレス教えたんですけど、どこにあるかわかんないっていうのが2回目の電話で……」
「何それ。資産が10億以上ある会社の経理部長がHPの見方もわからんとはどういう了見だって叱りとばさなきゃ！！ふざけんなやめちまえって言った？？」
………………。
「あのー。あのおじさん、経理部長なんですか？」
「そう。でもそれ、僕が支店にいたころの話だから、今はもっと偉くなってるかも」
あのすいません一つ聞いていいですか。

なんでそんな偉いおじさんが自分の部下に聞かないで私にわざわざ電話してくるんだよをい。

それは11時頃のお話でございました。
今日も絶不調だったパソがその日5度目（くらい）のフリーズを起こしたので、再起動をかけたところ。
青空をばっくに例の旗とロゴの立ち上がり画面が出て、暗転し、そして――（※）
暗転しっぱなし。
何分経っても暗転しっぱなし。
はいはい立ち上げ失敗したのねわかりましたよ。
藤生、Ctrl+Alt+Deleteをぺこぺこと叩く。
がろがろ言いつつ再起動するマシン。
暗転して、そして――
Safeモードを選んで立ち上げろ画面に。
はいはいわかりましたよ。それで再起動すれば気が済むのね。
藤生、言うとおりに。そして再起動。
暗転しっぱなし。（※印に戻る）

なんとゆーかこー。
パソの命、風前の灯火。
そして、ここでご臨終してくれればパソ買い替えて貰えるかもしれないのになぁ、と考える人非人藤生。
上司に訴えてみたところ、業務部のパソ関係人間を呼んでみるとのこと。
かくて2時間後、業務部来る。
「メモリいくつ入ってます？」
「32です……」
「ハードディスクどれくらい空いていたかわかりますか？」
「300くらいかと……」
「それってやっぱりMBですよねぇ」
「です」
結局、酷使のあまりハードディスクの一部がクラッシュした模様。
「初期化かけてもいいですか？」
「………………メールデータ助からないでしょうか」
藤生は部の代表メールを使っているため、色々とっておかないとまずいメールを受信箱に抱えているのである。定期的にバックアップをとっているのだが、それは金曜日のお話なので、今週の分はまるきり保存していない。

もし、死ぬならメールのデータ死んでも良い。それこそ送信元にお願いしてまた送って貰えるし。しかし、この腐れパソが生き残ってメール死んだ日には、藤生ってば人生嫌になってパソにトドメさしちゃうかもしんない。
そして結局――ハードのデータもろとも、パソは復活した。
「メモリ喰って危険なので、不要なアプリ削除してください」
「限界まで消してます……」
「じゃあ、壁紙消して、あと、アイコンもなるべく消して、アプリはスタートメニューから起動してください」
そして、なんかとても味気ない様相になったパソコンが後には残った……。

峠は越したが、このまま息絶える時までずっとこの病み上がり状態なんだろうなー。ふぅ。

「千と千尋の神隠し」を見に行く。
絵がキレイでした。
まる。

……いや。わかんなかったんだよう。藤生にわ。
わからないまま終わってしまったんだよう。
取り敢えずナマモノ好きな藤生さんには糸車を回す坊ネズミがらぶりーだったということで。

しかしRんのさんが、
「藤生さんマレーシア人に仏心を出しちゃうのは、主任が『一味にも優しくしろよう！』と言われるのと同じですよ」
とおっしゃるから、
「じゃあ、優しくしましょうか？」
「……いや、遠慮します」
Rんのさんがお返事するまでの一瞬の間がかなり微妙でぃした。
ていうか、藤生、そこそこ優しくしてると思うんだけどなぁ。ホラふくだけで。

お金はあるが。
お財布をなくした。

家の中にあるはずだからいいんんだけどね……
けどね……

あああどこいったんだ。

そして10月。
HPトップ清掃中のままやん。
せっかくお月見イラ描いたんだけどどーしよう。
満月、今日じゃん。


そして。思わず今衝撃の出来事に日記追加中。

質問です。
貴方はいきなり見知らぬマレーシア人（男。しかも年下）からQのコンタクトリスト追加を求められたらいかがなさいますでしょーか。
勿論英語。
その場で無視しても仕方ありませんねていうか仕方ないって言ってください誰か。
そしたら追加でコンタクトリスト追加要請が来ちゃったよ。
何故何故どうしておまへはそんなに私にコンタクトを取りたい。
取り敢えずもう一度無視。
あああああ、今度はコメントつきで何故お前は私をコンタクトリストにいれないのかと要請が。
「ふーあーゆー？あいむのっとぐっどあっといんぐりっしゅ！！」
我ながら脈絡がない上に教科書英語でステキな返答である。
その返答が。
「大丈夫、私が君に英語を教えよう！！教えて欲しいか教えて欲しくないか？！！」
いらん。
ていうか誰だお前。
身に覚えのない謎の外人にPCの前でパニクる藤生さん。
「すまん・・・ほわいどぅーゆーさーちみー？あいどんのうゆぅ！」
身も蓋もない。
「それは本当か？君は私のフレンドじゃないのか？！」
訪れたことも、留学生の知り合いもいない国にフレンドはいないよ……
「私のフレンドの名前は君と同じだ！！」
待て。
私のQニックネームでサーチかけると
『検索条件に一致するユーザーが多すぎます』
とゆーくらい同じネームの人間いるんですが。
そこから一分の躊躇いもなく他人にコンタクトリスト追加要請を送るとは……。しかも藤生、個人情報さっぱり載せてないのに、どうしてその不確定要素満載の相手をピンポイントで狙えるんだ。
そして、藤生が「この言い回しって英語でどうゆーんだっけ〜」とエキサイトだのグーだのでうろうろ調べていると、
「moshi moshi?!」
とメッセージを寄越してくる。
貴様、私の「のっとぐっどあっといんぐりっしゅ」読んだだろう畜生。
でもこれでやっと人違いとわかってくれたようだ。
ああよかった。人間話せばわかる。
安心した藤生に、
「私たちは友達になっても構わないだろうか？！」
………………どうして外国人ってこうフレンドリーなお人が。
いや、構わないよ？人類皆兄弟というしな？
でも私英語苦手というよりは嫌いで嫌いと言うよりは憎んでいるんですが。
「ばっとあいどんとらいくいんぐりっしゅ。あんどまいたいぴんぐいずべりーすろー」
日本語でなら部署で一番タイプ早いけどな……
「大丈夫！気にしないよ！」
私が気にするんじゃああああああ。

結局。藤生、マレーシアにメル友ができました。
それにしてもエキサイトの翻訳は役に立たなくて泣ける……