まず私信。

2001年8月2日
さあ私のチョイスは間違ってないかどうなんだHろ。
私信以上。

本日、パソ用のリストレストをもらう。藤生は前自分用のを持っていたのだが、席替えのどさくさで紛失。そのまま数ヶ月が過ぎたのだが、「僕どうせパソコン使わないからこれあげる」と言われありがたくいただく。
いやどうせなら貴方の新型パソコン私のボロパソと交換しましょうS部長。
藤生が前使っていた「人肌君」(人肌のような感触が心地よいというのがウリだった)は、下が平たくて滑り止めタイプだったが、今度もらったのはぬいぐるみ形。
何のって。
1.枝豆
2.瓢箪
3.オタマジャクシ
一番近いのは1の枝豆か。妙にくびれのきいたないすばでぃな枝豆だが。
中身がシリコンだかウレタンだかで、なんとも言えない弾力が素敵。
パソの動きがのろくて、画面を睨みながら時間を持て余しているとき、気がつくと枝豆をもにーもにーと揉んでいる。
いかん、改めねば……
ちなみに部長は藤生の姿勢の悪さを心配してこれをくれたが、結局枝豆に腕をのせ体重をかけるという姿勢をとりがちなため、藤生の姿勢は相変わらず悪い。
いやあ楽なんだこれが。手首じゃないところを休めている気もするが気のせい。

気が付けば8月

2001年8月1日
うわぁトップ画像用意してないよ。
これからお絵かきしないとならんので今日の日記はさくっとね。
うふふ、今日はお仕事で書類の提出が遅れて藤生失敗失敗。
経理から文句言われるし部長から叱られるしー。って藤生が悪いのだからしょーがないが。
でも「出してね」とメールと書類と電話で再三お願いしたにも関わらず書類出してくんない支店のおっさんたちにも責任の一端はあるじゃんよう。でも言っても言ってもだしてくんなかったので面倒になって放置した私がいけないんだが結局。
でもねでもね。
「え、出してない?そんな筈ないよ」とか(でも私の手元に来てないんじゃい)、
「ああそれ、なくした」とか(なくすな)、
「捨てちゃった」
とか言われると果てしなく萎えるんですが。
しかし捨てたと正直に言われる方が、闇に葬ってしまったのに「出した」と言い張るよりまだ好感がもてると思う今日この頃。そんな藤生に代理が一言、
「支店のおじさんたちは嘘吐きだからねー」
大人なんて、大人なんて……ッ。証券マンなんてどーせ嘘吐きさ。株でお金稼ごうとか思っちゃ駄目だよみんな……
まあ一応選挙権保持者として。
藤生は7時少し前に行ったのだが、普段最終投票率が30%くらいなうちの地元の選挙所の投票率が47%も。あら吃驚。
でも全体投票率は戦後三番目の低さとゆーからそんなもんなのかなー。

本日、兄が来て夕食を食い、藤生のスーツケースを「アメリカ行くから」と奪っていった。ついでにフリーセルの勝率も下げていった。
アリゾナ行くんだってさー。グランドキャニオン見るんだってさー。
お土産買ってこいよとはいったが何があるんだグランドキャニオン……

大脱走マーチ

2001年7月29日
何故かこの日は回線が繋がらず(この日記書いてるのは30日)、パソをぺこぺこといぢって、さてそろそろ寝ようと2階の自室にあがった。
この時間はうちのハムはべよんべよんと琵琶(というなのケージの針金)を弾いている(歯で弾くともいう)時間だが、をや、何故か静か?
不吉な予感に捕らわれ、藤生、ケージに近寄ってよく見ると、プラスチックの台と針金の部分が微妙にずれてるじゃありませんか。
やう゛ぁッッ!!
藤生、顔から血の気が引く。
その時自室のドアは閉じておらず、外に向かってオープンしっぱなし。つまり、籠を出たハムは家中どこへでもいけちゃう状態だったのである。
「も、ももっち……?おうち、いる……?」
おそるおそるケージを揺すってみる。が、当然中から答えるものはなく。
やう゛ぁすぎ。
2階に部屋は4つ。全てのドアが開きっぱなし。しかも一室は物置と化している部屋だ。あそこに逃げ込まれたら見つけることはほぼ不可能――。
腹が減ったら餌でおびき寄せることも可能かもしれないが、と藤生、立ちつくしたまま苦悩する。
と、そこへ。
足下ににょろりと白い物体が。
「も、もも……」
脱走したばかりだったのか、それとも人間という餌をくれるナマモノの気配に出てきたのか、つぶらーな黒い瞳でこちらを見上げている。
にょり、と捕獲して速攻ケージに押し込め。
ちなみに針金部分を持ち上げての脱走を防ぐために、ちゃんとケージの上には釣り用の錘をのせているのである。それでもそれを動かして自由を得ましたか師匠。流石です。
感心してる場合じゃないよ自分。
というわけで、錘をもいっこ増やす。しかし、奴の筋トレに協力しているだけのような気になるのは何故だろう。
ていうか回し車回すのさえトレーニングに見えてなんだか。
友人の披露宴の二次会に行く。
高校の時の友人。現在教師。
うちにあのハムスターをくれた人物。
新郎はどんな人かな〜と思っていたら、彼は結婚式と披露宴ですでに出来上がっていた。
友人はしっかり者タイプなので、なんというかこう、ご家庭のビジョンがなんとなく見え。
何はともあれ幸せになってほしいものである。
披露宴の二次会なので、文金高島田もウェディングドレスも見られなかったのがちと残念。ブルーのドレスで可愛かったけど。
そして、何故かパーティーでビンゴ大会が。
藤生、何を間違ったか一等賞。
一等の商品は「オール付ビニールボート(二人乗り)」←しかも膨らませてある。
どうやって持って帰れと。これ乗って東京湾回れってかい。
ていうか箱に詰めても袋がないので、一応かっこつけたスーツに果てしなく似合わない。
「あんたネタに呪われてます」というK氏のお言葉がなんとなく胸をよぎる。
否定できないよ!危うし藤生。
結局友人夫妻が車で来ていたので、のっけて家まで連れて行ってもらった。ありがとうYちゃんと旦那。

悪行の報い。

2001年7月27日
昨日、藤生はお仕事中ヒマヒマだった。
緑の画面を出してカードゲームに興じるのもなんなので、無難にぺこぺこネットサーフィンなどしてヒマを潰す。
でも「ほんとにあったこわいはなし」リンクも全部読んじゃったし。
夏と言えば怪談だが、怪談サイトはだいたい黒背景に白文字であきらかに「お仕事じゃないことしてます」画面になっちゃうから(いやそうなんだが実際)困るんだよねぃ。
というわけで藤生、昨日、お仕事時間のほとんどをぺこぺことSS打って過ごす。
その報いか、本日、朝から大忙し。
最後の手段、新人ちゃんに仕事を振るという非道な真似をしても片づかない書類の山の恐怖。
それもこれも藤生のボロパソがいけないのだが。まともに動くマシン使えば2/3の時間ですむっつの……。
そして作業中のファイルをこまめに保存しない藤生もいけないんだけどね……。
頼むよEXCELお前もデータバックアップしてくれよWORDみたいに。

神鳴る。

2001年7月25日
本日午後、首都圏に俄雨降る。
久々のまともな雨。仕事もヒマだし、ブラインドの隙間からぼーっと外を見る。
あ、光った。
次の瞬間、
どぐわっしゃーん!!
……雷様、割と会社の近くで暴れていらっしゃるらしい。
「ごろごろ」とか「どんがらがっしゃん」という距離に余裕ありげな音でなく、何かが近所で破裂してるような短く鋭い音が断続的に響き渡る。
ブラインドのストライプを青白く浮き上がらせる閃光。
高く低く鳴り渡る炸裂音。
これに爆風がガラス窓を突き破ればここはひょっとして戦場?
と、下の道路から救急車のサイレンが。
「はい、道空けてくださーい、救急車通りまーす」
……日本が平和でよかったねぃ。
部員一同、外に気を取られ、仕事を手放していた一時であった。
だって近所のビルの避雷針に落ちまくりらしく、思わず身を竦めるような音がびしばしと。ちなみに我が社のビルは近所でもずば抜けて背が低いのでうちに落ちることはまずない。

そんな雨上がり、7時過ぎ頃地元の駅に到着。
家まで5分程度の道を歩いていて、ふと異変に気づく。
街灯にたかる虫の量が妙に多いような気がする。
なんとなく目線を上の方にあげつつ歩いていくと、電灯入りの看板やネオンの周りを羽虫がぶんぶん。
飲み屋の白い電灯入り看板がごま塩状態に。
多いだろ、やっぱり。
コンビニのガラスも黒いつぶつぶ状態だし。
雨が久々に降ったせいだろーか。関係ありそななさそな。
よその地域ではどーなんだろ。

髪を切った。

2001年7月21日
のばしっぱなしにした上カラーリングも放置してたからねぃ。
プリンだったのをちゃんと染めてカットした。でもあまり切ってないけど。

帰りに本屋に寄る。だってKのせのおねいちゃんに、
「『吼えろペン』出たってよ」という情報をQで受け取っていたから。
漫画の新刊コーナーで妙に熱い表紙を無事みつけげっと、島本和彦作『吼えろペン』1巻。ついでに徳間デュアル文庫版の夢枕獏『闇狩師』2巻も。
まっちょのおっさん(九十九)に炎尾燃……夏場に暑苦しい……。
『燃えよペン』の時は炎尾が他人を振り回してるっぽかったけど、吼えろになったら、周りに巻き込まれる系の話になった?
ちなみに最後にご親切にも漫画形式の「漫画専門用語解説」がついているのだが。

ごめん、そんなん読まなくても凡てがわかったさ……

大阪でもまれた男。

2001年7月19日
それは今月はじめに大阪支店から本店に戻ってきたO君。
不用意な発言と墓穴の多さでは同期のクラッシャーK君を上回る。
そして彼はとにかく寝る。就業中にかっくんかっくん寝る。新人ちゃんにまで、
「Oさんて1日1回は寝てるところ見るんですけど……」
と言われている。
そんな彼が今日は藤生の隣、K君の席で仕事をしていた。O君のパソコンは藤生と同様のボロパソな上オフィスが97なので、うちの部標準の2000のファイルが使えないのである。
大阪から戻ってきたばかりのO君はまだ引継の仕事もあまりないので、基本的にヒマである。しかしその時藤生は割と面倒な仕事をしていた。そしてパソがボロなので動きがとにかくノロい。しかも大きなデータを扱っていたので、アクションをかけて1分くらい、HDDがガロガロ動いているのをぼーっと待っていたら、
「……藤生(仮名)さん」
目のまえを扇子がひらひら。
「何?」
「いや。寝てるのかと思って」
……貴様にだけは、貴様にだけはッッ!!
言われたくない。
ていうか私は起きている。
「O君、君と一緒にしないで……」
「だって眠くありません?」
「いや、今はまだ大丈夫」
「そーですか?僕のピークは3時頃なんですけど今日はもう気が抜けて今から眠くて眠くて」
まだ2時頃の話である。明日から連休なのはわかるがそんなに気が抜け過ぎていてどうなる。
ちなみに彼は3時過ぎには見事に沈没していた。
ピークに負けたらしい。そっとしておいてあげる優しい藤生。
私は気を抜いてられないのさ〜。だって仕事が終わったら行きたくもない飲み会に行かないといけないのさ〜。でないと新人ちゃんがおっさんの中に女の子一人で出席しないとならなくなっちゃうのさ〜。胃が具合悪いのに〜。おやつにケーキ食べてお腹も減ってないのに〜。なのに6時半から浅草でお好み焼き〜〜〜〜〜〜。

ちなみに2品目の岩牡蛎のバター焼きを食べた時点で藤生はとっても満腹。そしておっさん共、にんにくを頼むな。そして娘さんにそれを勧めるな。最後にお好み焼き頼まれても、藤生、作ってあげるだけで精一杯。
でもお店はなかなかよい店で美味しかった(と思う。胃が悪かった割に)。
普通のソースもあるのだけど、えび天を抹茶塩で食べるのが美味しかった(すでに満腹で一口しか入らなかったが)。あんず巻きというお好み焼きの生地にあんことあんずを入れて巻いて焼いた品もいけたし(すでに満腹で(以下略))。
ちなみに
「今夜はおじさん達とお好み焼きいかないといけないからさ〜」
と言ったら、O君は、
「大変ですねー。そーいや関東のお好み焼きってなんでライスがついてないんですか?」
と聞いてきた。
関西ではついてるんですか、関西の方。

そういえば。

2001年7月14日
今日誕生日じゃないか自分。
それを思い出したのはRんのさんからグリーティングカードが届いたのを目にした時。
やーすっかり忘れてたねぃ。
その後でメールやら携帯やらにメッセージくれた皆様ありがたうございます。と書いてみてもここの存在知ってる人間少ないが。
そしてそのついでに「解ってると思いますが締め切り明日だからよろしくね」と携帯にメールくれたYみねーさん。
誕生日プレゼントとして時間を私に下さい。いやまぢ。

だーくとネタ

2001年7月13日
ダークな人にダーク扱いされた。
抵抗したら、ダークかネタかどっちか選べと言われた。
一晩考えました。

ネタのがまだましです。

だーくよりは、だーくよりわッッ。

一味の連中と入谷の朝顔市に行く。
藤生は今回は朝顔は買わない。
なぜなら去年浅草の四万六千日(どうでもいいが今「しまんろくせんにち」と打ったら「死満六千日」と素敵に変換してくれた)で買った鬼灯が庭に蔓延っているから。
代わりに朝顔守り購入。KのせのおねいちゃんとRんのさんがホンモノの朝顔をお買いあげ。
主任がビール2本を頂いてハイに。唯でさえ夏でお元気でいらさるのに。夏に弱いRんのさんと立場逆転気味で絶好調である。
場所を移動して上野でカラオケ。
Rんのさんまでがドリー夢ソングチーム(深く考えなくてよし)の人になってしまったので、藤生、孤立無援である。
「藤生しゃーん、一緒に『May』唱いましょうよう!」
「いやです」
「何故ですか!せっかく師範代の資格も差し上げましたのにー!」
なんの師範代かは問わないように。特にそこの貴方とか貴方とか。
ビデオ画面と歌が合わず、なかなか素敵な状況の時が多々ある。鬼束ちひろの「Cage」の画面にヌーの大移動が映られてもねぃ。
さらに場所を移り、PRONTのテーブルにてどのつく本の対談。といってもRんのさんと藤生は傍観しつつ茶々をいれるだけであったが。
最後に飲み屋に移動してご飯。料理も結構美味しかったっす。しかし、個室で気がゆるんだかかなり煩かったか私たち。
隣室のみなさんごめんなさいという感じで。
しかも煩い内容はヲタク的話で話で。
家に帰ったら玄関に17インチモニタが鎮座ましましていた。
取り付けに一人汗だくになる藤生。
そしてね……ああ、やっぱり大きい画面はよいねとか画面が明るくなったねぃとか悦んでいたのだが。

自分のHP見たら、なんじゃこの色の薄い絵はーーーーーー!!
前のモニタはデフォルトのまま何の疑問もなく使っていたのだが、どーやらだいぶ画面が暗かった様子。
そーいや今思うと、とても暗いグレーと黒の区別があの画面ではわからなかったもんなぁ……
ふふふ、どの絵を見ても色が淡いというか甘いというか。
多分次回くらいから藤生の絵の色はちゃんと濃くなることでせう……
モニタによって見え方というのは違うものだな、と改めて確認させられたり。
あああ、しかしへこんだぞ畜生。

煎餅小唄。

2001年7月6日
高松の駐在員から瓦煎餅が届く。
「皆さんで食べてください」
とあるので、おやつの時間にありがたくいただこうと封を切ったところ。
本物の瓦サイズの巨大煎餅が箱にみつしり。
蓋をあけたポーズのまま一瞬固まる藤生と覗き込んで爆笑するクラッシャーK君。
しかも部の人数の枚数ないよ。をいをいこれをどう配れって。
仕方がないので、ばきばきに割れちゃっていることだし、袋ごと2等分して皆に配布。
でもそれでも十分大きい。

ばきっ(煎餅を食べやすい大きさに割る音)

ぼきっ(煎餅を前歯で割る音)

ぼぎっぼぎっぼりぼりぼり……(煎餅を咀嚼する音)

怪しい物音が部室中に満ちる。
電話が鳴る。しかし誰も出ない。
なぜなら煎餅が口の中に。
瓦煎餅は固いのだ。
5コールは鳴っていたと思われる。静まり返った部屋に響くクーラーと電話と煎餅の音。
内線だったからまだよいとして、こんな社会人になってはいけません。
結局電話に出たのは次長であった。ヒラが勢ぞろいしているにもかかわらず。
しかし、電話を切った後、彼は皆に注意も文句も言わなかった。
ぼりぼりぼり……
再び煎餅を咀嚼する音とキーボードを叩く音が部屋に。
うちの部はとてもぬるいです。

ところでタイトル船頭小唄のパロとわかってくれた人っているのだろうか……

モニタ購入。

2001年7月5日
やはり夏の秋葉原は辛い。
結局飯山の17インチを購入。
明日の夕方には家に届く筈〜。
うちの玄関はともかく居間のドアを箱が通るかどうかがちと疑問だが。
さあこれで我が家にもフルフラットの大きな画面が!!
お絵かきもこれでやりやすくなるはず。
しかし先日、会社のノートパソコンで自分のHP見たら、トップの絵といい壁紙といい白く褪せて見えてむなしかったなぁ。
水彩は液晶にはいかんのね……

うちのハムスターはクラッシャーである。
ケージを噛み破ったパワフルハムスター。
それが昨夜餌をくれてやろうとケージを除いたところ――妙に元気がない。
いつもは起きていればケージの中を動き回り、車を回したりケージを囓ったりとにぎにぎしいナマモノが、何故か巣箱の上でぺたーっとしている。
声をかければ顔を上げて反応するが、でもやはりぺたんと伸びたまま。
ひょっとして悪くなった餌でも食べたかどこか怪我でもしたか夏ばてか――。
どうしたものかと思いつつ、ネットして風呂に入ってハムの待つ自室に戻る。
ハムスターは――先ほどのまったりぶりが嘘のように復活していた。
なぁんだ、藤生安心。
やれやれ、と眠りにつく。
かちょかちょ……と金属パイプの水呑からハムスターが水を飲む音が聞こえる。いくら砂漠の生物とはいえ、この気温は喉も渇くのかなーと思いつつうとうとしていたら。
かちょかちょ……ガコン!ガショガショ!ガションガション、ガキィッ!!
………………師匠。貴方は何と闘っているのですか……
電気をつけてケージを見たところ、針金で固定した水呑が見事に落ちていた。
見事な一本勝ち。
針金を改めてかけ直し、寝床に入る藤生。
かちょかちょかちょ……ガコガコン!!
………………
結局水呑は三度落ち、三度付け直された。
三本勝負なら二本取れば十分だろう貴様。
師匠、何故貴方は闘わずにおられないのですか。
何が貴方をそこまで闘いに駆り立てるのですか。
その魂に平穏は必要ないのですか。
てか私に腹を晒して餌むさぼってますが野生なら天敵に一発なんじゃあ貴方。
♪敵がいなーけーりゃ始まらない それがおーれのみーちしるべだ♪
B’zなど口ずさんでみたり。
今夜は眠らせてくれ。
従兄がガキもとい御子様を連れてくる。
2Fに避難したら追ってきやがったもとい追っかけて来てくださった。
「おねーちゃん!おばちゃんがおねーちゃんに絵描いてもらいなさいって!!」
自室に入り込まれて色々いじられると面倒なので下へ再び降りる。
しかしおねーちゃんはドラえもんやピカチュウやキティちゃんくらいならどうにかなるのだが、おジャ魔女どれみっつーのはどんなお嬢さんなんだねべいべえ。
「えー、知らないのー?」
知らんわ。最近のアニメなぞさっぱり見てないっつの。
私は今日はのんびりとビデオを見たかったのだが……

台風が過ぎ去り、ふと気が付く。今日は7月の最初の日。HPトップ絵考えてねぇ。
あああ、ガキもとい御子様に絵を描いてる場合じゃなかったっつの。自分に何か描けっつの。
7月と言えば七夕だが、すると8日以降は別物を用意せねばいけないので却下。ああそうだ金魚鉢あたりでいきましょう。ちょうど壁紙金魚だし。
ところで誰も気が付いてないと思うが、藤生、最近トップ絵に詩や歌から取ってきたテキストをちまっと入れているのである。
金魚下絵(といっても鉛筆ラフ)を上げ、金魚系テキストでなにかよいのないかねぃ〜〜とうろうろ検索をかけていたら、北原白秋の「金魚」という詩を発見。
をお、どれどれ、と見てみると。
「母さん、帰らぬ、さびしいな。金魚を1匹突き殺す」
ごめんなさい。やはりやめます金魚。
そんなわけで急遽朝顔イラにチェンジ。金曜日に入谷の朝顔市行くし。
朝顔と言ったら千代女である。ていうか他を知らない。そんなわけで桶なぞ持たせてみたり。井戸と釣瓶なんてこったもの描けん。
そして今さっきRんのさんに「去年もこんきち君と水桶」だったとの指摘を受ける。
忘れてました。気にしないでください。
しかしこんな小さい手桶に貰い水したところであっという間になくなっちゃうよな、と思いつつ。

Kのせのおねいちゃんを誘って上野は国立西洋美術館「イタリア・ルネサンス 宮廷と都市の文化展」を見にゆく。
「ルネサンスといえばぴっちぴちのぷーりぷりなおねいちゃんですね」
「そうですね。ミケランジェロなんかはむっきむきですが」
「筋肉好きなんだろうなぁ。聖母子まで筋肉質ですからねぃ」
「聖母子ならやはりラファエロかねぃ。おねいちゃんぷーりぷりだし」
いや私達別にルネサンス文化好きです。大学の卒業旅行イタリアだったし。
でもねでもね。微妙に全員が全員お互いから視線をそらしている聖家族(ぱぱまま異様に肌色の青白い息子)+聖女なんて絵を見つけてしまうと、
「……こいつら絶対仲悪いよな」
「わかりました。不倫です。ヨセフがそこの謎の聖女とうまくやってる現場をイエス抱えたマリアが押さえたその絵です」
「ていうかこのイエスやばいだろう」
いや別に私キリスト教信じてませんが冒涜する気もないです。そう見える絵が悪いんだ。だってすごく険悪な雰囲気が漂っているように見えるんだよう。
しかし結構混んでたなぁ。最初5分待ちとか看板出てたし。あんまり行列の出来ている小物なんかはすっ飛ばしてしまった。面倒なんだもん。昼食前だったし。

お昼をとってから銀座へ。ITOYAで画材だの文房具だのを買い、MARIAGE FRERESというフランス紅茶専門店でお茶。ここはクラシック・オリジナルのティ・フレーバーティがこれでもかとあり、藤生、Kのせのおねいちゃんに一度ここのお茶を貰って以来、いっぺん来て見たかったのである。
最初にメニュー渡してくれるのはいいが、「お茶メニュー」「サイドメニュー」「お茶の説明本」と3つも渡してくれるのがなんだか。しかもお茶の説明本はどーやらフランス語を直訳らしく、「それは説明になってません」的フレーズが一杯。
せっかくなのでオリジナルフレーバーティにチャレンジしてみたのだが、例えば藤生の頼んだ「KABUKI」→「東洋の野生の果物の香りをつけた紅茶」
さあ君はこの説明でどんな香りの茶が出てくるかわかるか?!
藤生は「……か、柿……?」とか予想していたが、

結論:のし梅(byKのせさん)
   そして苺ジャム(byKのせさん)

これがフランス人の考えるKABUKIなかほり。東洋の野生の果物。
いや飲みやすくてよかったけど。
Kのせのおねいちゃんが頼んだのは、横文字名が長くてド忘れしたが、和名「愛の妙薬」。これも正体がさっぱり読めない説明がついていた。
結論:芳香剤(by藤生)
花でしたはい。
藤生はこの手のお花茶は駄目。ローズティもラベンダーティも飲めない。
Kのせさん曰く、「この程度で芳香剤と言ってたら他の花系フレーバーティ飲めないよ」
だから花の香りのお茶が好きな人には、ナチュラルな方なのかもしれない。
これを一口頂いた後でのし梅茶を飲むとひなびた香りで安心しました。いやフランス人からは異論が来そうだが。
他にも「チベットの不思議な花」等謎の説明のフレーバーティてんこ盛りでステキな店である。銀座へ行ったらどうぞ。ポットにたぷたぷにお茶くれて1000円くらいなので多少財布に余裕のあるときに。

ついでに足を延ばして有楽町に出来たばかりの某電気量販店へ。ここの会社には藤生少しちとかなり恨みが。
でもまあモニタの値段チェックに(でもここでは死んでも買わないが)見るだけ見にいく。
ソフトコーナーにタイピング練習ソフトのデモが出ている。ヤマトだの北斗の拳だのジョーだのガンダムだのは知っていたが、そんなものもあったのが、つのだじろうの「恐怖新聞」。
うわあ鬼形君だよポルターガイストだよ章の名前が「赤の頁」とかだよ。やってみなくちゃ。
藤生、実はキーの単体打ちは苦手なので、単語入力の章からトライ。
内容:蛇少女vsエクソシスト。悪魔払いできればクリア。
おどろおどろしいBGMにひっきりなしに「殺してやる〜」という女の声が入る。
ひいいいいいい。
しかし何故私はタイプ練習で「悪魔」だの「霊」だのの単語を打ち込まねばならないのであろうか。
章が進めば練習語の怪しさはさらに増す。
「テレポーテーション成功」
「ポルターガイスト」
「念写実験」
すみません、こんな言葉素早く打ち込めるようになって何か人生に得することあるんでしょうか。しかも藤生が常日頃使う打ち込み癖と違う設定にしてあるのでミスタイプ連打で鬼形君危うしです。
しかも、最後の章を頑張ってオールSクラスでクリアしたのにエンディングは流石恐怖新聞。
あれを見るために私は「悪魔払いが云々」的文章を打たされたのかと思うと思わず遠い目を。でも恐怖新聞だから仕方がないか……100日寿命が縮まった感じです。
うちには初代「激打」があり、これも「世紀末救世主伝説」とかを打ち込まねばならないが、普通にビジネス用語とかの方が多かった気がするがなぁ。

それが藤生の本日。色々したなぁ。

八重洲の罠。

2001年6月27日
藤生さん、モニタ買い替え予定につき、会社帰りMRの為東京駅へごう。
東京駅にはさくらやがあるのである。
だがしかし。
本体はあるがモニタ単体売りはしてないのね……
仕方がない、八重洲にはまだアルファランドがある。
藤生、東京駅をえっちらおっちらと歩き、交差点を渡り、アルファランドへ。
そしてここはモニタがちみっとしか展示されてないのね……
しかも藤生が欲しいのはCTRモニタである。今時代は液晶な(らしい)ので、種類がほとんどない。
やはりこれは会社帰りに秋葉へ行けということなのか。
でも夏の秋葉はいやなんだ。あの唯でさえ暑苦しい街がさらに暑く、微妙に違う臭いの空気を漂わせているから。
かといって池袋・新宿方面は逆方向なんで面倒だし。
……いっそネット通販しようかなぁ。
アルファランドまで出たついでに、もう少し歩いて八重洲ブックセンターへ。
いやあここに来ると近所本屋では売ってない新書とか専門書とかあって楽しい。
楽しいせいでついつい長居。
帰りの電車の中で読む文庫を買いにいっただけなのに……
ずっと立っていたせいで足が痛い。あう。

すずめ。

2001年6月24日
昼過ぎ、
「玄関のところで雀が死んでいる」
と父が言った。
見にいったら成る程、門の外、道に置いてあるプランタの下に足を曲げて横たわった雀。
放ってもおけないので、シャベルを持ってきて回収。すくい上げたら、小さい茶色い蟻がわらわらと逃げまどった。
うちは庭付きで土の地面がちゃんとあるので、前に飼っていた鳥を埋めたちかく、柿の木の下に穴を掘って埋めた。水をコップ一杯かけて、庭に咲いていた都忘れを手向けて一応手を合わせた。
まだがんばって雀についていた蟻は道連れ。すまん。餌に対する根性があっただけなのにな。でも蟻だし穴掘って出てくるかも。
まあこんなことしてもただの自己満足なのであろーが。
でもうちの前通学路だし、餓鬼共の晒し者にするのもなんだし。アスファルトの上で乾涸らびるよりは土の中の方がまだよいかなあ、と。
そのことを母に言ったら、そういえば今朝はいやに雀が鳴いていたと言った。
普段はそんなに鳴かないのに、今朝に限ってちゅんちゅん妙に喧しかったそうだ。
烏などは仲間の死を悼むというが(シートン動物記かなんかで読んだ気がするので本当かどうかしらんが)、雀もそんなことあるのだろうか。

どうでもいいが、たまたま我が家に帰っていた兄が、雀を回収して埋めようと庭に向かう藤生に言った。
「あれ、捨てるんじゃないの?」
流石死んだ熱帯魚をベランダで干物にしていた男は言うことが違う。

ぎうにう。

2001年6月22日
藤生は牛乳が好きである。
冷たいのをガブ飲みしてもお腹を壊すこともなく、夏場なら1日1リットルパックを軽く飲みきるくらいである。
そんな藤生に、母が、
「今日はカルシウム強化の牛乳買って来たから」
藤生は実は加工乳はあまり好きではない。
ちょびっとならよいのだが、1パックあると飽きる。しかも2本も買ったとゆー。
「何?毎日骨太?」
「ううん、MIBとかいうやつ」
ママン、それはUFOをみたという人を口止めしにやってくる黒いスーツのおぢさんです。
ちなみに藤生は最悪に嫌いだった前の会社の社長が朝礼で、
「UFOっていうのはあれだな、本当にあるんだな」
と、娘とディズニーランドにてUFOを目撃した話をして以来、UFOを信じる人間は信用しないことにしています。
特にリトルグレイ。
タコ型火星人は許す。可愛いから。

どーでもいいが「ルー=ガルー」は電車の中で立ったまま読んでいたら、あまりの重さに取り落とした……

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