席替えが終業後にあったのだが
2002年8月8日よもや派遣の私まで残業して肉体労働をする羽目になろうとは。
異動で人数が減ったのに伴い席替えをします、ということは一応前から聞いていた。
藤生は斜め後ろの席に移動。最初上司から「抽斗入れ替えて、パソコン移動するだけでいいよー」と言われていたので、5時に退社する直前にやってしまおうと思っていたのだが、
「ごめーん、やっぱり別の机と丸ごと交換するから残って」
業者をいれるとあまりに予算を食うので机の移動も自力。そしてチャイム(藤生の会社では終業時間になると学校のようにチャイムが鳴る)と同時に始まるデスクの大移動。
オフィスの席替えは電話とLANの配線に気を使わねばならないので面倒くさい。カーペットもろくに掃除してないのでほこりっぽいし、うちの部は机掃除は自己責任なので、汚い人間はとことん汚い。
その上異動した人間のデスク跡からは
・靴
・鞄
・健康サンダル
・SP●!がみつしりつまったダンボール
・賞味期限が1年前の烏龍減肥茶500mlボトル10本
等々が発掘され、皆大変ブルーに。
立つ鳥後を濁すのは仕方がないとして濁しすぎじゃあ貴様ら……
異動で人数が減ったのに伴い席替えをします、ということは一応前から聞いていた。
藤生は斜め後ろの席に移動。最初上司から「抽斗入れ替えて、パソコン移動するだけでいいよー」と言われていたので、5時に退社する直前にやってしまおうと思っていたのだが、
「ごめーん、やっぱり別の机と丸ごと交換するから残って」
業者をいれるとあまりに予算を食うので机の移動も自力。そしてチャイム(藤生の会社では終業時間になると学校のようにチャイムが鳴る)と同時に始まるデスクの大移動。
オフィスの席替えは電話とLANの配線に気を使わねばならないので面倒くさい。カーペットもろくに掃除してないのでほこりっぽいし、うちの部は机掃除は自己責任なので、汚い人間はとことん汚い。
その上異動した人間のデスク跡からは
・靴
・鞄
・健康サンダル
・SP●!がみつしりつまったダンボール
・賞味期限が1年前の烏龍減肥茶500mlボトル10本
等々が発掘され、皆大変ブルーに。
立つ鳥後を濁すのは仕方がないとして濁しすぎじゃあ貴様ら……
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昨日と今日は近所の商店街の盆踊りで
2002年8月4日藤生も20時ごろちょっくら様子見にいって、緑色いかき氷など食べてきたのだが。
21時で終了と看板にはあったはずが、21時半を過ぎてもまだ太鼓の音がかすかに聞こえて、今年はずいぶん大暴れな人がいるもんだなーなどと思っていたら。
雷雨だったのね。雷鳴ってね。雨降ってね。あら吃驚。
雨戸を閉めていたために藤生は気が付かなかったわけで。
毎年祭りのあとは商店街裏の公園やロータリーにヤンキーが群れて盛り上がっているものだが、このぶんだと今年は解散も早くて商店街の皆様及び警察の方々もそれなりに楽かもしれないなあなどと思ったり。
ところで藤生は安全なところから雷光を眺めているのが好きなのだが、隣にマンションに遮られて今日は雷見えず。残念。
21時で終了と看板にはあったはずが、21時半を過ぎてもまだ太鼓の音がかすかに聞こえて、今年はずいぶん大暴れな人がいるもんだなーなどと思っていたら。
雷雨だったのね。雷鳴ってね。雨降ってね。あら吃驚。
雨戸を閉めていたために藤生は気が付かなかったわけで。
毎年祭りのあとは商店街裏の公園やロータリーにヤンキーが群れて盛り上がっているものだが、このぶんだと今年は解散も早くて商店街の皆様及び警察の方々もそれなりに楽かもしれないなあなどと思ったり。
ところで藤生は安全なところから雷光を眺めているのが好きなのだが、隣にマンションに遮られて今日は雷見えず。残念。
流行り病
2002年8月2日本日出社したとたん上司に言われた。
「今日から手洗い励行だから」
は?
話を聞くところによると、一週間ほど前から当部のU代理なる人物の目が赤く腫れていたのだが、医者にいってかなり強い感染力を持つウィルスの結膜炎と診断されてお休みということで、
「U君が触ったものに触って、それで目を擦ると感染するかもしれないから。皆が触るコピー機とか触ったら必ず手洗ってね。あと目は擦らないようにしてね」
そのU代理は妻子を実家に避難させ、会社も一週間ほど休む予定とのこと。
確かに彼の目はやばかった。上下の瞼が腫れあがり、白目の部分が危険にドス赤く染まり、それを見た下っ端どもは
「あれは人間の目じゃないでしょう、宇宙からの啓示を受けて新たな生命体に進化したでしょう」
だの
「インテルのCM宇宙人では」
だのという好き勝手な言葉をIPメッセンジャーでやり取りしていた。
まあ結膜炎だろうとは思ったがそんなヘヴィーなものとは露知らず。
まあU代理目擦りまくってたし。最初片目しか赤くなかったのに、両目が兎さんになったのは眼鏡を外しては目を擦っていたせいに違いない。それでつい反対側も擦ってしまったのだろう。
そのインテル病(仮称)の病原菌が、彼によってこの部のいたる所にばら撒かれていると。
ああんそういえば彼はよく藤生の席に座って雑談してたよー。藤生が仕事で使う証券用の端末もよく触ってたよー。
人間そういう気になるとなんとなく目が痒くなってくるものである。でも目に触ってはいけない。嗚呼この緊張感。
「がしゃどくろの祟りで疫病が村(?)に広がったんじゃないですか」
というK君(新婚)の言葉が笑えない今日この頃のわたくしたち。
「今日から手洗い励行だから」
は?
話を聞くところによると、一週間ほど前から当部のU代理なる人物の目が赤く腫れていたのだが、医者にいってかなり強い感染力を持つウィルスの結膜炎と診断されてお休みということで、
「U君が触ったものに触って、それで目を擦ると感染するかもしれないから。皆が触るコピー機とか触ったら必ず手洗ってね。あと目は擦らないようにしてね」
そのU代理は妻子を実家に避難させ、会社も一週間ほど休む予定とのこと。
確かに彼の目はやばかった。上下の瞼が腫れあがり、白目の部分が危険にドス赤く染まり、それを見た下っ端どもは
「あれは人間の目じゃないでしょう、宇宙からの啓示を受けて新たな生命体に進化したでしょう」
だの
「インテルのCM宇宙人では」
だのという好き勝手な言葉をIPメッセンジャーでやり取りしていた。
まあ結膜炎だろうとは思ったがそんなヘヴィーなものとは露知らず。
まあU代理目擦りまくってたし。最初片目しか赤くなかったのに、両目が兎さんになったのは眼鏡を外しては目を擦っていたせいに違いない。それでつい反対側も擦ってしまったのだろう。
そのインテル病(仮称)の病原菌が、彼によってこの部のいたる所にばら撒かれていると。
ああんそういえば彼はよく藤生の席に座って雑談してたよー。藤生が仕事で使う証券用の端末もよく触ってたよー。
人間そういう気になるとなんとなく目が痒くなってくるものである。でも目に触ってはいけない。嗚呼この緊張感。
「がしゃどくろの祟りで疫病が村(?)に広がったんじゃないですか」
というK君(新婚)の言葉が笑えない今日この頃のわたくしたち。
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暑中見舞い
2002年8月1日ということでトップ画像更新。
しかし権八お披露目写真がこれか私。
飼い主も思わずカメラを手にとったこの生物として大事なものを失いまくった寝姿がなんともはや。腹をだしてひっくり返るな、腹を。
ひしゃげた大福のような全体の輪郭も悩ましい。ダイエット必要かも……でも夏場は体力ないから無理させたくないしなぁ。お肉のむりむり具合も可愛いといえば可愛いし。まあとりあえず涼しくなるまではいいや。
ところで八は普通にしていれば見れる姿をしているので、それは残暑お見舞いに。
しかし権八お披露目写真がこれか私。
飼い主も思わずカメラを手にとったこの生物として大事なものを失いまくった寝姿がなんともはや。腹をだしてひっくり返るな、腹を。
ひしゃげた大福のような全体の輪郭も悩ましい。ダイエット必要かも……でも夏場は体力ないから無理させたくないしなぁ。お肉のむりむり具合も可愛いといえば可愛いし。まあとりあえず涼しくなるまではいいや。
ところで八は普通にしていれば見れる姿をしているので、それは残暑お見舞いに。
がしゃどくろあらわる
2002年7月31日会社の近くのコンビニにお飲み物を買いに行ったついでに、なにか目新しいものあるかなとお菓子の棚を覗いた。
そしてよせばいいのにうっかり買ってしまった「ゲゲゲの鬼●郎妖怪危機一髪」。
よくあるフィギュア付き菓子(というか菓子付きフィギュアというか)で、開けてみるまで中味がわからないやつ。藤生としては達磨か産女がいいなーと思って会社に戻って箱を開けてみたのだが。
誤算その1:できあがったフィギュアがそのまま入っていると思ったら組み立て式。思ったよりかなりでかい。
誤算その2:よりにもよって一番きしょいというか怖いというかいやんながしゃどくろ大当たり。
組み立ててみたらなんつーかこー、呪われそうな一品が出現。
こんなのデスクに飾りたくないよー。
話は変わるがうちの課には「呪いの仮面」なるものがあり、これは「コレクト倶楽部」というこれまた菓子のオマケの、【古代文明編】マヤのヒスイの仮面のフィギュアなのだが、これがとっても凶相でいらして、このフィギュアに睨まれた人にはよくないことが起こると課のデスクをたらいまわしにされているのだが(誰も怖くて捨てられない)、今回のがしゃどくろはそれに勝るとも劣らない呪詛オーラを。
とりあえず藤生の斜め前に座るK君(新婚)のデスクトップPCの筐体の上に置いてみた。
大不評。
仕方がないのでハムスターズランチのジャンハムフィギュアもおまけでつけてみる。
「ほら、これでちょっとはかわいらしく!!」
「どくろがハムスター襲っているようにしか見えません」
確かに私にもそう見える。おかしいなあ。
明日出社したらデスクのどまんなかでがしゃどくろがお迎えしてくれていそうな気がしてちょっといやんな就寝前のわたくし。
そしてよせばいいのにうっかり買ってしまった「ゲゲゲの鬼●郎妖怪危機一髪」。
よくあるフィギュア付き菓子(というか菓子付きフィギュアというか)で、開けてみるまで中味がわからないやつ。藤生としては達磨か産女がいいなーと思って会社に戻って箱を開けてみたのだが。
誤算その1:できあがったフィギュアがそのまま入っていると思ったら組み立て式。思ったよりかなりでかい。
誤算その2:よりにもよって一番きしょいというか怖いというかいやんながしゃどくろ大当たり。
組み立ててみたらなんつーかこー、呪われそうな一品が出現。
こんなのデスクに飾りたくないよー。
話は変わるがうちの課には「呪いの仮面」なるものがあり、これは「コレクト倶楽部」というこれまた菓子のオマケの、【古代文明編】マヤのヒスイの仮面のフィギュアなのだが、これがとっても凶相でいらして、このフィギュアに睨まれた人にはよくないことが起こると課のデスクをたらいまわしにされているのだが(誰も怖くて捨てられない)、今回のがしゃどくろはそれに勝るとも劣らない呪詛オーラを。
とりあえず藤生の斜め前に座るK君(新婚)のデスクトップPCの筐体の上に置いてみた。
大不評。
仕方がないのでハムスターズランチのジャンハムフィギュアもおまけでつけてみる。
「ほら、これでちょっとはかわいらしく!!」
「どくろがハムスター襲っているようにしか見えません」
確かに私にもそう見える。おかしいなあ。
明日出社したらデスクのどまんなかでがしゃどくろがお迎えしてくれていそうな気がしてちょっといやんな就寝前のわたくし。
外出から帰ってて次長が言うには
2002年7月30日「藤生(仮名)さーん、ホワイトボードに油性マジックで行き先書いちゃってたー。消えないよどーしよー?」
「自分でどうにかしてください。ていうか、しろ」
とは言えない立場の弱い派遣社員な藤生。
かつてシンナー系の溶剤あったんだけど、大掃除のときに捨てちゃったしねぇ。
だってピ●好きなT次長が「いらなーい」って言ったんだもんねぇ。
よもやホワイトボードに永久書き込みを残す人がいるとは思わなかったんだもんねぇ。
「あっはっはー、どうしましょうねー落ちますかねーまあやってみましょー」
オフィスクリーナーで擦ってみる。
変化なし。
でもオフィスクリーナーに黒い色がついてたのでひたすら擦ってみる。
その次長はボードの上のほうに名前があり、背伸びして擦っているうちに手や足がぷるぷるしてくる藤生。
嗚呼私は一体20分もかけて何をやつているのだらうと。
つうかホワイトボードのとこに油性マジック置いた馬鹿は誰じゃちくしょー。
「自分でどうにかしてください。ていうか、しろ」
とは言えない立場の弱い派遣社員な藤生。
かつてシンナー系の溶剤あったんだけど、大掃除のときに捨てちゃったしねぇ。
だってピ●好きなT次長が「いらなーい」って言ったんだもんねぇ。
よもやホワイトボードに永久書き込みを残す人がいるとは思わなかったんだもんねぇ。
「あっはっはー、どうしましょうねー落ちますかねーまあやってみましょー」
オフィスクリーナーで擦ってみる。
変化なし。
でもオフィスクリーナーに黒い色がついてたのでひたすら擦ってみる。
その次長はボードの上のほうに名前があり、背伸びして擦っているうちに手や足がぷるぷるしてくる藤生。
嗚呼私は一体20分もかけて何をやつているのだらうと。
つうかホワイトボードのとこに油性マジック置いた馬鹿は誰じゃちくしょー。
割と前から藤生の日記をお読みの方はご存知と思うが
2002年7月24日藤生の課にはアイスのピ●が好きなT次長という次長がいて。
しかし彼はいいとしこいた小父さんなので社食の売店で自分でピ●を買うのはいやで。
部屋に人気の少ない暑い日の3時ごろ、おもむろに人数を数えては千円札を取り出し、
「これでみんなにアイス買って来て。僕はピ●ね」
と言うのである。
今日もT次長は「これでみんなでアイス食べなさい」と千円札をくれた。彼の分は勿論ピ●。
一般職みんなでアイスを買いに行き、皆に配っていると、ピ●を一番に手に入れたT次長が、
「お!」
となにやら嬉しげな声をあげてよってきた。
「見て見て〜〜♪」
彼が開けた箱の中には、先端を切り落とした円錐形のピ●にまじり、ハートの形のピ●が。
「じゃーん♪しあわせのピ●あたっちゃった〜〜♪」
(※“しあわせのピ●”とはなんぞやという人は森永乳業のホームページを見にいってみませう)
ああこれがしあわせのピ●。
確かにその時のT次長はとても幸せそうだった。
そんな彼は部長が移動するうちの課の部長代行。
ところで今日スターウォーズ2を見にいってきた。
やっぱりめりけんさんは特撮がすごいねぇ。
そしてこの伯爵どっかで見たなあと思ったら指輪のサルマンだねぇ。
藤生的には、アナキン役のクリスチャン・ヘイデンがちーと濃ゆくて肌に合わず、オビ=ワンに肩入れして見ていたので、主人公がどうもうざく。
でもヨーダが活躍してたからいいか。しかし彼がアクションしていると妙に笑いがこみ上げてきたのだが、周りの人全然笑ってなかったな……
しかし彼はいいとしこいた小父さんなので社食の売店で自分でピ●を買うのはいやで。
部屋に人気の少ない暑い日の3時ごろ、おもむろに人数を数えては千円札を取り出し、
「これでみんなにアイス買って来て。僕はピ●ね」
と言うのである。
今日もT次長は「これでみんなでアイス食べなさい」と千円札をくれた。彼の分は勿論ピ●。
一般職みんなでアイスを買いに行き、皆に配っていると、ピ●を一番に手に入れたT次長が、
「お!」
となにやら嬉しげな声をあげてよってきた。
「見て見て〜〜♪」
彼が開けた箱の中には、先端を切り落とした円錐形のピ●にまじり、ハートの形のピ●が。
「じゃーん♪しあわせのピ●あたっちゃった〜〜♪」
(※“しあわせのピ●”とはなんぞやという人は森永乳業のホームページを見にいってみませう)
ああこれがしあわせのピ●。
確かにその時のT次長はとても幸せそうだった。
そんな彼は部長が移動するうちの課の部長代行。
ところで今日スターウォーズ2を見にいってきた。
やっぱりめりけんさんは特撮がすごいねぇ。
そしてこの伯爵どっかで見たなあと思ったら指輪のサルマンだねぇ。
藤生的には、アナキン役のクリスチャン・ヘイデンがちーと濃ゆくて肌に合わず、オビ=ワンに肩入れして見ていたので、主人公がどうもうざく。
でもヨーダが活躍してたからいいか。しかし彼がアクションしていると妙に笑いがこみ上げてきたのだが、周りの人全然笑ってなかったな……
人事異動が発令され
2002年7月19日うちの課から大量の人間が流出することに。
いいネタをくれた人も出ていっちゃってねぇ。
そして今日はその歓送会。
飲まされたよー。疲れたよー。
明日はオフ会なのにー。うえーん。
いいネタをくれた人も出ていっちゃってねぇ。
そして今日はその歓送会。
飲まされたよー。疲れたよー。
明日はオフ会なのにー。うえーん。
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本日は聖書風に。
2002年7月18日神はおわします
昨日風呂に入る前にコンタクトレンズを外そうとした時。
外れたのはよいが指が滑って。
ついうっかりとレンズを弾き飛ばしてしまい。
レンズは洗面台からそれてどこかへいってしまった。
足元をさがしてもなく。
傍らのごみ箱を探してもなく。
バスマットの裏にも見つかるのは埃だけ。
私は悲しみ、怒り、呪いの言葉を吐いた。
神はこの世にいないと。
だが神はおわしました。
全てを諦め、反対の目のレンズを外そうと。
洗浄液のボトルを再び手に取った時。
私は神がその偉大な指で私に触れるのを感じた。
湿ったちいさなソフトレンズは。
オプ●ィフリーの胴に張り付いていたのだ。
おお神よ。私はあなたを称えよう。
あなたのすぐれた御わざを称えよう。
あなたは私を見捨てたまわずコンタクトレンズをお遣わしになった。
神はおわします。
我らとともに。
――でもそれなら前になくした時も見つけ出させてほしかったよなぁ。でも見つかってよかったよーうえーん
昨日風呂に入る前にコンタクトレンズを外そうとした時。
外れたのはよいが指が滑って。
ついうっかりとレンズを弾き飛ばしてしまい。
レンズは洗面台からそれてどこかへいってしまった。
足元をさがしてもなく。
傍らのごみ箱を探してもなく。
バスマットの裏にも見つかるのは埃だけ。
私は悲しみ、怒り、呪いの言葉を吐いた。
神はこの世にいないと。
だが神はおわしました。
全てを諦め、反対の目のレンズを外そうと。
洗浄液のボトルを再び手に取った時。
私は神がその偉大な指で私に触れるのを感じた。
湿ったちいさなソフトレンズは。
オプ●ィフリーの胴に張り付いていたのだ。
おお神よ。私はあなたを称えよう。
あなたのすぐれた御わざを称えよう。
あなたは私を見捨てたまわずコンタクトレンズをお遣わしになった。
神はおわします。
我らとともに。
――でもそれなら前になくした時も見つけ出させてほしかったよなぁ。でも見つかってよかったよーうえーん
手乗りハムのつくり方は
2002年7月17日基本的に餌でつり、人間の手は怖くないんだよー、乗るといいことがあるんだよーと思わせることである。
手渡しでヒマワリの種等の餌をやることから始めて、手のひらの上に置いた餌に誘導、餌なしで手の上に乗ってくるようになれば手乗りハムのできあがり。
藤生はまだ手から餌をあげる段階だが、幸い権八は神経質なタイプではなかったので、ヒマワリの種に気づくと、藤生の手があろーがなかろーがほいほいとやってきて奪い去っていく。
もう数日これを続けて、来週あたりになったら手のひらに餌をおいてみようかなあと思っているところ。
ももっちもかつて、手乗りハムを目指した時代があった(目指したのは藤生だが)。ケージの針金の間からヒマワリの種をあげるというところまでは順調だったのだが、ケージのふたから手を入れて餌をあげる・手のひらに餌をのせていれてみる段階であえなく挫折。
それはももっちがヒマワリの種になど目もくれず私の指に食欲をおみせになったから。
小さいヒマワリの種よりでかい物体のほうが喰いでがあると小さな脳みそでお考えになったのだろうか。噛む。そして肉を千切り取ろうと捻る。ひっぱる。
穴があくんだよ内出血するんだよ皮膚が破れるんだよ。
攻撃噛みではないのでさほどの勢いはないものの、痛いものは痛い。
かくて藤生はももっちをベタ慣れの手乗りにすることを諦めた。
しかしそのかわりに奴はいきなり掴んでも怒らないしパニクらないある意味図太いナマモノへと変貌したが。
そして今日、権八に手になれてもらうため、ヒマワリの種をもっていかれた後も、ケージの中に手を残しておいてみた。
ふんふんと匂いを嗅いだのち、おもむろに人差し指の付け根にかぶりつく権八。
藤生ねー、なめてたんだージャンガリアンを。
だってゴールデンより全然小さいし破壊力ないだろーって、噛まれても大したことないだろーって思ってたんだー。
ところで理科の話をしようかと思う。圧力というものは触れ合う面積の大きさに反比例する。つまり面に加える力が一定でも触れ合う面積が小さいほど圧力は大きくなる。
故にジャンガリアンの小さい前歯は、小さい顎の力でも適確に飼い主にダメージを与えることができるわけであって。
痛いんですが。だいぶ。
しかも権八もよほど人肉に興味があるらしく、肉を引きちぎろうと噛み付いたまま引っ張る引っ張る。
しかし痛くてもいきなり振り払ってはいけない。ハムスターがびっくりして手を怖がるようになるとまずいので。
「八、それは食べられないから。駄目だから」
そっと手を引いたら、10cmくらい喰いついたまま引きずられてきた。
嗚呼その根性やよし。
己の手を確かめてみれば、血こそ出ないものの虫刺されの如く内出血が点々と――まあももっちに噛まれたよりは全然マシといえばマシなのだが。
手乗りハムへの道は遠い。
手渡しでヒマワリの種等の餌をやることから始めて、手のひらの上に置いた餌に誘導、餌なしで手の上に乗ってくるようになれば手乗りハムのできあがり。
藤生はまだ手から餌をあげる段階だが、幸い権八は神経質なタイプではなかったので、ヒマワリの種に気づくと、藤生の手があろーがなかろーがほいほいとやってきて奪い去っていく。
もう数日これを続けて、来週あたりになったら手のひらに餌をおいてみようかなあと思っているところ。
ももっちもかつて、手乗りハムを目指した時代があった(目指したのは藤生だが)。ケージの針金の間からヒマワリの種をあげるというところまでは順調だったのだが、ケージのふたから手を入れて餌をあげる・手のひらに餌をのせていれてみる段階であえなく挫折。
それはももっちがヒマワリの種になど目もくれず私の指に食欲をおみせになったから。
小さいヒマワリの種よりでかい物体のほうが喰いでがあると小さな脳みそでお考えになったのだろうか。噛む。そして肉を千切り取ろうと捻る。ひっぱる。
穴があくんだよ内出血するんだよ皮膚が破れるんだよ。
攻撃噛みではないのでさほどの勢いはないものの、痛いものは痛い。
かくて藤生はももっちをベタ慣れの手乗りにすることを諦めた。
しかしそのかわりに奴はいきなり掴んでも怒らないしパニクらないある意味図太いナマモノへと変貌したが。
そして今日、権八に手になれてもらうため、ヒマワリの種をもっていかれた後も、ケージの中に手を残しておいてみた。
ふんふんと匂いを嗅いだのち、おもむろに人差し指の付け根にかぶりつく権八。
藤生ねー、なめてたんだージャンガリアンを。
だってゴールデンより全然小さいし破壊力ないだろーって、噛まれても大したことないだろーって思ってたんだー。
ところで理科の話をしようかと思う。圧力というものは触れ合う面積の大きさに反比例する。つまり面に加える力が一定でも触れ合う面積が小さいほど圧力は大きくなる。
故にジャンガリアンの小さい前歯は、小さい顎の力でも適確に飼い主にダメージを与えることができるわけであって。
痛いんですが。だいぶ。
しかも権八もよほど人肉に興味があるらしく、肉を引きちぎろうと噛み付いたまま引っ張る引っ張る。
しかし痛くてもいきなり振り払ってはいけない。ハムスターがびっくりして手を怖がるようになるとまずいので。
「八、それは食べられないから。駄目だから」
そっと手を引いたら、10cmくらい喰いついたまま引きずられてきた。
嗚呼その根性やよし。
己の手を確かめてみれば、血こそ出ないものの虫刺されの如く内出血が点々と――まあももっちに噛まれたよりは全然マシといえばマシなのだが。
手乗りハムへの道は遠い。
更正したワタクシに
2002年7月16日えー髪の毛黒くしちゃったのー?みんなで茶髪にしようよー。折角藤生(仮名)さん茶色かったのにー」
と正社員の女性の方がおっしゃいました。
その茶色っぷりが我ながら悲しかったので黒く染めたのだが。
しかもねー、ここのところねー、なんか髪を洗うたびにじわじわと色が抜けてヤンキー度があがってる気がしてね……台北じゃ藤生妙に異国人めいてたし(台湾の方々はあまり髪を染めていない。やや茶色くしてたが。現地のチラシ配りや謎の勧誘は髪の黒いKのせのおねいちゃんには声をかけたが、茶髪藤生単独だとそっとしておかれた)、頭髪の薄い上司に「髪の毛はねー、あんまりいじると後で後悔するよー」とよくわからない脅しをくらうし……
とりあえず地毛カラーにしたので、暫く染めずに髪の健康を考えようかと。T主任に「藤生さんの髪の毛がどんどん細くなってる気がします」とも言われたし。
でもねー、この色素も髪洗ってるうちにだんだん落ちちゃうよって言われた……
と正社員の女性の方がおっしゃいました。
その茶色っぷりが我ながら悲しかったので黒く染めたのだが。
しかもねー、ここのところねー、なんか髪を洗うたびにじわじわと色が抜けてヤンキー度があがってる気がしてね……台北じゃ藤生妙に異国人めいてたし(台湾の方々はあまり髪を染めていない。やや茶色くしてたが。現地のチラシ配りや謎の勧誘は髪の黒いKのせのおねいちゃんには声をかけたが、茶髪藤生単独だとそっとしておかれた)、頭髪の薄い上司に「髪の毛はねー、あんまりいじると後で後悔するよー」とよくわからない脅しをくらうし……
とりあえず地毛カラーにしたので、暫く染めずに髪の健康を考えようかと。T主任に「藤生さんの髪の毛がどんどん細くなってる気がします」とも言われたし。
でもねー、この色素も髪洗ってるうちにだんだん落ちちゃうよって言われた……
我ながら激しく情けないが
2002年7月15日また制服ロッカーの鍵と社員証を忘れて出社し、手続きするのが面倒になってそのまま帰りましたが何か?
会社には「お腹が痛いので休みます」ととぼけましたが何か?
髪を黒毛に戻して脱ヤンキーを図りましたが何か?
サイトを更新してリンクページをやっと作り、ついでに台北の写真もアップしましたが何か?
出物朝顔もついでに更新してみましたが何か?
つーか暑いよもーやだよーうえーん。
会社には「お腹が痛いので休みます」ととぼけましたが何か?
髪を黒毛に戻して脱ヤンキーを図りましたが何か?
サイトを更新してリンクページをやっと作り、ついでに台北の写真もアップしましたが何か?
出物朝顔もついでに更新してみましたが何か?
つーか暑いよもーやだよーうえーん。
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誕生日というのに
2002年7月14日偏頭痛で夕飯まで臥せっていたワタクシ。
何をしているのだろう我ながら……。
ちなみにジャンガリアンの正式名称決定。
「権八(ごんぱち)」君です。
仮称と一文字しか変わらないのは気のせい。
何故こんなおっさんくさい名前かというと仕草がおっさんくさいから。
とろいというわけではないのだが……回し車に腰掛けている姿がみょーにおっさんくさく。
「はーどっこいしょ」とアテレコしたくなるんだよなあ……
何をしているのだろう我ながら……。
ちなみにジャンガリアンの正式名称決定。
「権八(ごんぱち)」君です。
仮称と一文字しか変わらないのは気のせい。
何故こんなおっさんくさい名前かというと仕草がおっさんくさいから。
とろいというわけではないのだが……回し車に腰掛けている姿がみょーにおっさんくさく。
「はーどっこいしょ」とアテレコしたくなるんだよなあ……
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そこは戦場だった。
2002年7月13日それは市立図書館の不要な本の配布会。
ボロいとか誰も借りないとか時代遅れとか、そういう本を捨てるのも勿体無いから欲しい人にあげるよというイベントが、今日市役所で行われたのである。
父は「植物図鑑ないかな〜」という儚い希望を抱き、藤生は「なんか暇つぶしに読むものあるかな〜乱歩とかないかな〜」とのんびり来るまで役所へ向かったのだが、普段土日はガラガラな役所の駐車場が何故か埋まっている。
なんとなく不吉な予感を受ける父子。
ともあれ奥の方に空いているスペースを見つけて駐車。
建物に入ったら、あ、やっぱり並んでる……。
開始時刻15分前くらいについたのだが、その時点で前にずらーり。ざっと50人以上はいたと思われる。
結局そのあと藤生たちのあとにもずらーり。
それがいっせいに役所の大して広くもない会議室になだれ込むわけである。
藤生のように大して目的意識もない者は本を入れたダンボールがおいてある机に近寄るのも至難の業。
本気の人々はダンボール箱持参、これと目をつけた本は中味を確認もせずまずキープ、ひたすらにキープ。それであとで隅っこで戦利品を選って不要な本を戻していた。そうか、それがプロの手口か……。
しかしダンボールの角で殴られるわ、本のみつしり入った紙袋で足をどつかれるわ、本のみつしりつまったリュックサックで顔面をはたかれるわ、この状況は何かに似てる。
ああ、コミケか。
ところで、自分の部屋が静かでどーも物足りないので、今日、2代目ハムスターを購入。ノーマルジャンガリアンのオス。
お値段480円。
お前のナマモノとしての尊厳は480円という価値しかないのか。それでいいのかお前。
しかし彼はそんなことも知らず狂ったように回し車を廻している。
そして彼のケージは新品。なぜならももっちが使っていたケージはももっちによって再生不可能レベルに破壊されていたから。
でも回し車やトイレや水飲みボトルはリサイクルできるな〜と思っていたんだが。
一番安いスターターキットに全部ついてるよー。
しかも私が以前ケージだけ買った値段より安いよー。
その上前のケージより大きくて頑丈そうだよー。やっぱりペットショップよりホームセンターはお得だよー。
ヨンパチ(まだ名づけられていないジャンの仮称)なんだよお前小さい図体してこの広々した住まいはよー。
走り回るスペースも充分あることだし、彼には“師匠”ことももっちを見習って立派な逞しいはむすたぁになってもらいたいものである。脱走は勘弁だが。
ボロいとか誰も借りないとか時代遅れとか、そういう本を捨てるのも勿体無いから欲しい人にあげるよというイベントが、今日市役所で行われたのである。
父は「植物図鑑ないかな〜」という儚い希望を抱き、藤生は「なんか暇つぶしに読むものあるかな〜乱歩とかないかな〜」とのんびり来るまで役所へ向かったのだが、普段土日はガラガラな役所の駐車場が何故か埋まっている。
なんとなく不吉な予感を受ける父子。
ともあれ奥の方に空いているスペースを見つけて駐車。
建物に入ったら、あ、やっぱり並んでる……。
開始時刻15分前くらいについたのだが、その時点で前にずらーり。ざっと50人以上はいたと思われる。
結局そのあと藤生たちのあとにもずらーり。
それがいっせいに役所の大して広くもない会議室になだれ込むわけである。
藤生のように大して目的意識もない者は本を入れたダンボールがおいてある机に近寄るのも至難の業。
本気の人々はダンボール箱持参、これと目をつけた本は中味を確認もせずまずキープ、ひたすらにキープ。それであとで隅っこで戦利品を選って不要な本を戻していた。そうか、それがプロの手口か……。
しかしダンボールの角で殴られるわ、本のみつしり入った紙袋で足をどつかれるわ、本のみつしりつまったリュックサックで顔面をはたかれるわ、この状況は何かに似てる。
ああ、コミケか。
ところで、自分の部屋が静かでどーも物足りないので、今日、2代目ハムスターを購入。ノーマルジャンガリアンのオス。
お値段480円。
お前のナマモノとしての尊厳は480円という価値しかないのか。それでいいのかお前。
しかし彼はそんなことも知らず狂ったように回し車を廻している。
そして彼のケージは新品。なぜならももっちが使っていたケージはももっちによって再生不可能レベルに破壊されていたから。
でも回し車やトイレや水飲みボトルはリサイクルできるな〜と思っていたんだが。
一番安いスターターキットに全部ついてるよー。
しかも私が以前ケージだけ買った値段より安いよー。
その上前のケージより大きくて頑丈そうだよー。やっぱりペットショップよりホームセンターはお得だよー。
ヨンパチ(まだ名づけられていないジャンの仮称)なんだよお前小さい図体してこの広々した住まいはよー。
走り回るスペースも充分あることだし、彼には“師匠”ことももっちを見習って立派な逞しいはむすたぁになってもらいたいものである。脱走は勘弁だが。
最近週末が賑やか。
2002年7月12日先週はとある政治傾向の方々がお車を連ねて会社の傍の通りを牛歩の歩みで走って(というのだろうか)おられた。
特に声高の主張はなさっておらず、ただ音楽を流しておられた。
どの車も好き勝手に流していたようで、津軽三味線と雅楽とかの方々がお好きなジャンルのお歌と何故かおさかな天国が入り混じってずっと流れていた。
今週は自動車+徒歩パレードの合わせ技だった。
うちの部は空調の調子が悪く窓を開けて仕事をしていたのだが、真夏の昼下がりの熱風とともに吹き込んでくるシュプレヒコール。
細かいチェック作業に飽いて窓まで見物に行ったら、わりとお年を召した方々も小旗を振り振りパレードしておられた。
帽子かぶってたから日射病はいいとして、熱射病は大丈夫なのかなあと他人事ながら心配に。
そしてお仕事したくない藤生は携帯メールでその様を実況中継などしてみたり。
上司が笑いながら言う。
「良く考えたら俺たちもすげぇ場所で仕事してるよなあ。いっぺんうちの会社にもきたことあるしなあ」
……笑い事なのかそれは。
ところで藤生のやらされてる細かいチェック作業であるが、うちの課が季刊で出している冊子の原稿チェックである。冊子が出るたびに作業に駆り出されるが、文章は難解だし字は小さいしで正直かなりイヤンな仕事であり、藤生としてはなるべく避けて通りたい仕事である。
そんな藤生に冊子の発行責任者であるK君(隣)は言った。
「さあ、今シーズンもこれ(=冊子チェック)の季節がやってまいりました!!」
気持ちはわかるが日本語崩壊してますが君。
特に声高の主張はなさっておらず、ただ音楽を流しておられた。
どの車も好き勝手に流していたようで、津軽三味線と雅楽とかの方々がお好きなジャンルのお歌と何故かおさかな天国が入り混じってずっと流れていた。
今週は自動車+徒歩パレードの合わせ技だった。
うちの部は空調の調子が悪く窓を開けて仕事をしていたのだが、真夏の昼下がりの熱風とともに吹き込んでくるシュプレヒコール。
細かいチェック作業に飽いて窓まで見物に行ったら、わりとお年を召した方々も小旗を振り振りパレードしておられた。
帽子かぶってたから日射病はいいとして、熱射病は大丈夫なのかなあと他人事ながら心配に。
そしてお仕事したくない藤生は携帯メールでその様を実況中継などしてみたり。
上司が笑いながら言う。
「良く考えたら俺たちもすげぇ場所で仕事してるよなあ。いっぺんうちの会社にもきたことあるしなあ」
……笑い事なのかそれは。
ところで藤生のやらされてる細かいチェック作業であるが、うちの課が季刊で出している冊子の原稿チェックである。冊子が出るたびに作業に駆り出されるが、文章は難解だし字は小さいしで正直かなりイヤンな仕事であり、藤生としてはなるべく避けて通りたい仕事である。
そんな藤生に冊子の発行責任者であるK君(隣)は言った。
「さあ、今シーズンもこれ(=冊子チェック)の季節がやってまいりました!!」
気持ちはわかるが日本語崩壊してますが君。
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藤生さんにわかサポセン
2002年7月8日それはとある支店からの一本の名指し電話から始まった。
『藤生(仮)さんて人いるかなあ』
それはワタクシですが何か。
最近おたくさんに係わるお仕事なんざやっちゃあいないですよおぢさん。
『あのさあ、普通に漢字変換して出てこない漢字ってどうすればいいのかなあ』
IMEパッド呼んでくれ。
というか何故それを電話で私に聞く。
だがそんなのそちらで解決してくださいと冷酷に切るわけにもいかないので対応する藤生。本社は支店をなめてるとクレーム喰らうのも嫌だし。
「えーと、IMEパッドで手書き検索しても出てこないですか?」
『何それ』
「えーっと……画面上に“あ”とか“般”とか本のマークとかのでてる小さい棒みたいのって出てますか」
『うん。出てるよ』
「それのペン立てのようなマークを押すとですねーIMEパッドというものが出てきて、それで手書きで字書いてみて捜してみてください」
嗚呼なんで私こんなことを見ず知らずの支店のおやじに教えているのであろうか。
『そうか、ありがとうちょっとやってみるね』
おじさん支店にパソコン聞ける人いないのだろうか。
やれやれと芙蓉書類をシュレッダーなぞしていると、暫くして再び名指しで電話が。
『あのね、言われたとおりにやったんだけどやっぱりないわ』
「ないですか?どういう漢字ですか?」(疑いモード)
『憲法の“憲”て字のカンムリの下の部分が突き出てなくて“王”って字になってる字』
その字には藤生は覚えがある。客先に出す書類でその漢字が出てきて(人名)、しょーがないので古いWin95のボロパソの外字エディタで外字を作ってプリントアウトしたのだ。おぢさんが捜してもないはずである。
そうか、それで藤生に電話がかかってきたのね。でも冷静に考えると「それは外字で作ってください」で藤生のお仕事的には終了でいいと思うのだが。
「あー……それはないですね。外字作らないと」
『外字ってなに。どうやって作るの』
前途多難。なんですかやっぱり私が教えてさせていただくんですか。負けちゃ駄目、藤生!!などと自分に励ましの言葉をかけつつ、
「まずですねー、スタートボタンを押していただいて、プログラムからアクセサリを選んでいただくと“外字エディタ”というのがあると思うんですが」
『ないよ』
え゛。
「……な、ないですか?」
『うん、全然ないねー』
え、えっとぉ……
「あの、パソコンのOSは何をお使いで」
『知らない。会社でほら最近導入されたやつ』
「あ゛」
そーいやこの会社、去年カードリーダ付きの専用マシンを使うわからんオリジナルなシステムを支店に投入したのであった。ちなみに本社にはその専用マシンの数が足りないため、ほとんどの人間がWin95や98やNTを使っている。
そいつは基本はNTベースのはずだが、もしかすると外字エディタがインストールされてないのでは……
藤生、うちの課に1台だけある専用マシンに社員証を差し込んで立ち上げてみる。
うわーいやっぱり入ってないよ。ヴァカー。
「え、えーっとですね、そのパソコンだと漢字作れません……」
『えー。じゃあどうすればいいの』
「そちらに普通のパソコンありますか?Windows95とか98とかの」
『98ならあるよ』
「じゃあそっち立ち上げてください……」
さてここで“じゃあ一緒に作るので私の言うとおりに操作してくださいねー”ということの運びになるわけだが、その前にももう一つ問題があった。
ボロパソがデスクトップに格上げされ、今藤生が使っているパソコンはWindows2000。
普通のクライアントじゃ外字エディタ使う権限がねぇじゃねぇかよこいつがよ。
急遽管理者権限を持つU代理の席とノートを借りることに。
それにしても何故に私はこのような事をやってるのであろうか。
「すみませーん、じゃあ改めてスタートボタンを押してプログラムから……」
しかも98と2000では微妙に操作が違って、
『えー、そんな項目出てこないよ』だの
『そんなことできないよ』だの言われてしまう藤生。
外字が出来上がり、Wordで外字を出す方法まで終わったときには、最初に電話を貰った時刻から約2時間が経過していた。
電話を切ってぐったりする藤生に、U代理の隣席のO君が一言、
「藤生(仮)さん、何やってるんですか」
そんなん私がききたいです。
『藤生(仮)さんて人いるかなあ』
それはワタクシですが何か。
最近おたくさんに係わるお仕事なんざやっちゃあいないですよおぢさん。
『あのさあ、普通に漢字変換して出てこない漢字ってどうすればいいのかなあ』
IMEパッド呼んでくれ。
というか何故それを電話で私に聞く。
だがそんなのそちらで解決してくださいと冷酷に切るわけにもいかないので対応する藤生。本社は支店をなめてるとクレーム喰らうのも嫌だし。
「えーと、IMEパッドで手書き検索しても出てこないですか?」
『何それ』
「えーっと……画面上に“あ”とか“般”とか本のマークとかのでてる小さい棒みたいのって出てますか」
『うん。出てるよ』
「それのペン立てのようなマークを押すとですねーIMEパッドというものが出てきて、それで手書きで字書いてみて捜してみてください」
嗚呼なんで私こんなことを見ず知らずの支店のおやじに教えているのであろうか。
『そうか、ありがとうちょっとやってみるね』
おじさん支店にパソコン聞ける人いないのだろうか。
やれやれと芙蓉書類をシュレッダーなぞしていると、暫くして再び名指しで電話が。
『あのね、言われたとおりにやったんだけどやっぱりないわ』
「ないですか?どういう漢字ですか?」(疑いモード)
『憲法の“憲”て字のカンムリの下の部分が突き出てなくて“王”って字になってる字』
その字には藤生は覚えがある。客先に出す書類でその漢字が出てきて(人名)、しょーがないので古いWin95のボロパソの外字エディタで外字を作ってプリントアウトしたのだ。おぢさんが捜してもないはずである。
そうか、それで藤生に電話がかかってきたのね。でも冷静に考えると「それは外字で作ってください」で藤生のお仕事的には終了でいいと思うのだが。
「あー……それはないですね。外字作らないと」
『外字ってなに。どうやって作るの』
前途多難。なんですかやっぱり私が教えてさせていただくんですか。負けちゃ駄目、藤生!!などと自分に励ましの言葉をかけつつ、
「まずですねー、スタートボタンを押していただいて、プログラムからアクセサリを選んでいただくと“外字エディタ”というのがあると思うんですが」
『ないよ』
え゛。
「……な、ないですか?」
『うん、全然ないねー』
え、えっとぉ……
「あの、パソコンのOSは何をお使いで」
『知らない。会社でほら最近導入されたやつ』
「あ゛」
そーいやこの会社、去年カードリーダ付きの専用マシンを使うわからんオリジナルなシステムを支店に投入したのであった。ちなみに本社にはその専用マシンの数が足りないため、ほとんどの人間がWin95や98やNTを使っている。
そいつは基本はNTベースのはずだが、もしかすると外字エディタがインストールされてないのでは……
藤生、うちの課に1台だけある専用マシンに社員証を差し込んで立ち上げてみる。
うわーいやっぱり入ってないよ。ヴァカー。
「え、えーっとですね、そのパソコンだと漢字作れません……」
『えー。じゃあどうすればいいの』
「そちらに普通のパソコンありますか?Windows95とか98とかの」
『98ならあるよ』
「じゃあそっち立ち上げてください……」
さてここで“じゃあ一緒に作るので私の言うとおりに操作してくださいねー”ということの運びになるわけだが、その前にももう一つ問題があった。
ボロパソがデスクトップに格上げされ、今藤生が使っているパソコンはWindows2000。
普通のクライアントじゃ外字エディタ使う権限がねぇじゃねぇかよこいつがよ。
急遽管理者権限を持つU代理の席とノートを借りることに。
それにしても何故に私はこのような事をやってるのであろうか。
「すみませーん、じゃあ改めてスタートボタンを押してプログラムから……」
しかも98と2000では微妙に操作が違って、
『えー、そんな項目出てこないよ』だの
『そんなことできないよ』だの言われてしまう藤生。
外字が出来上がり、Wordで外字を出す方法まで終わったときには、最初に電話を貰った時刻から約2時間が経過していた。
電話を切ってぐったりする藤生に、U代理の隣席のO君が一言、
「藤生(仮)さん、何やってるんですか」
そんなん私がききたいです。
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竹シーツとわたくし。
2002年7月7日藤生はこの夏、通販で竹シーツを買った。
孟宗竹の小さなブロックを繋いで作られており、マットレスによいしょと敷いて仕様。
あのね、2ちゃんな顔文字使っていいかな……
(・∀・)イイ!
ひんやりしてて転がってると気持ちがいい。思ったよりごつごつしないし。
届くまでは痛くて眠れないんじゃないかなーとちと不安だったのだが、割と大丈夫。
というわけで個人的にお勧め。
しかし起きぬけに自らを見ると腕や足に竹のあとがくっきり判押しされてるんだよなぁ……
孟宗竹の小さなブロックを繋いで作られており、マットレスによいしょと敷いて仕様。
あのね、2ちゃんな顔文字使っていいかな……
(・∀・)イイ!
ひんやりしてて転がってると気持ちがいい。思ったよりごつごつしないし。
届くまでは痛くて眠れないんじゃないかなーとちと不安だったのだが、割と大丈夫。
というわけで個人的にお勧め。
しかし起きぬけに自らを見ると腕や足に竹のあとがくっきり判押しされてるんだよなぁ……
弥生人の脳を見に
2002年7月6日両国へ。
とだけだとなにか語弊があるが「発掘された日本列島2002」が江戸東京博物館で開催されているので、それを見にいってきたと。
パパンが推進派だったのだが、どうせだからとママンを「両国で美味しいお昼ご飯を食べよう」と適当なことを言って巻き込む。
白状しよう。
両国でご飯食べるって駅のビアホと回向院近くのデニ屋以外知らん。
しかし江戸東博の最上階の和風レストランが八百善だという情報を得たので、そこでいいやということに。
行ってみたらニュートーキョーに化けてた。
うえーんそんなんどこでもあるわぼけー。
弥生人の脳はなんとゆーか土塊。レプリカを見ると言われてみれば脳かなーという気になるが、実物の方はよーわからん。しかしよー残ってたよなぁと。
あと、長崎ででたムンク石(人面岩偶)も展示されていて、出土された時、新聞で記事を見てちょっと気に入っていた藤生は実物を見れて嬉しかった。「ムンクの叫びでは有りません」というキャッチがついてたが。
キャッチで気にかかったのは「寅さん」なる埴輪。柴又の遺跡から出土。寅さんに顔が似ているとあったがハニーだから面長だし大陸系のフェイスだと思うんだが……まあ、帽子だけは似てるといえば煮てるのだが……。女性の埴輪もあってこちらは「さくら」。
なんでもその昔そのへんの戸籍に「佐久良売(さくらめ)」とゆー女性がいたとかで。ついでに「刀良(とら)」という男もいたとかで。まあいいんだが。
ちなみに藤生の住まう千葉県からの出土品も展示されており。なにかななにかな〜♪と捜していたら最後のほうに炭化したおむすびが。ひとつ。
固めに炊いたお粥を布につつんで握ったとかイマイチ実感を伴わない解説が。
ていうかそれだけかよ。
その後はニュートーキョーに行ってどうでもいいご飯を食べ、通常展示へ。両親は一見さんなのでそれなりに楽しんだ模様。藤生は何度か来ているのだが、見た覚えのないものがあるので展示物は微妙に変えてるのかも。
説明板と展示物がかなり関係薄いようなところもあったし。
個人的には山田風太郎の『警視庁草子』『幻想辻馬車』を読んでいたおかげで、東京ゾーン(明治以降)が楽しく。昭和初期に入るとうちの両親が生きているので、「懐かしい」だの「こんなの使っていた」だの連発。
しかし意外と広いので親は大分疲れた様子。私も足痛くなったし。
ちなみにニュートーキョー(本当は別の和風な名前がついていたが忘れた)は眺めはよかったですよ。冬の晴れた日なら富士山も見えるかも。
とだけだとなにか語弊があるが「発掘された日本列島2002」が江戸東京博物館で開催されているので、それを見にいってきたと。
パパンが推進派だったのだが、どうせだからとママンを「両国で美味しいお昼ご飯を食べよう」と適当なことを言って巻き込む。
白状しよう。
両国でご飯食べるって駅のビアホと回向院近くのデニ屋以外知らん。
しかし江戸東博の最上階の和風レストランが八百善だという情報を得たので、そこでいいやということに。
行ってみたらニュートーキョーに化けてた。
うえーんそんなんどこでもあるわぼけー。
弥生人の脳はなんとゆーか土塊。レプリカを見ると言われてみれば脳かなーという気になるが、実物の方はよーわからん。しかしよー残ってたよなぁと。
あと、長崎ででたムンク石(人面岩偶)も展示されていて、出土された時、新聞で記事を見てちょっと気に入っていた藤生は実物を見れて嬉しかった。「ムンクの叫びでは有りません」というキャッチがついてたが。
キャッチで気にかかったのは「寅さん」なる埴輪。柴又の遺跡から出土。寅さんに顔が似ているとあったがハニーだから面長だし大陸系のフェイスだと思うんだが……まあ、帽子だけは似てるといえば煮てるのだが……。女性の埴輪もあってこちらは「さくら」。
なんでもその昔そのへんの戸籍に「佐久良売(さくらめ)」とゆー女性がいたとかで。ついでに「刀良(とら)」という男もいたとかで。まあいいんだが。
ちなみに藤生の住まう千葉県からの出土品も展示されており。なにかななにかな〜♪と捜していたら最後のほうに炭化したおむすびが。ひとつ。
固めに炊いたお粥を布につつんで握ったとかイマイチ実感を伴わない解説が。
ていうかそれだけかよ。
その後はニュートーキョーに行ってどうでもいいご飯を食べ、通常展示へ。両親は一見さんなのでそれなりに楽しんだ模様。藤生は何度か来ているのだが、見た覚えのないものがあるので展示物は微妙に変えてるのかも。
説明板と展示物がかなり関係薄いようなところもあったし。
個人的には山田風太郎の『警視庁草子』『幻想辻馬車』を読んでいたおかげで、東京ゾーン(明治以降)が楽しく。昭和初期に入るとうちの両親が生きているので、「懐かしい」だの「こんなの使っていた」だの連発。
しかし意外と広いので親は大分疲れた様子。私も足痛くなったし。
ちなみにニュートーキョー(本当は別の和風な名前がついていたが忘れた)は眺めはよかったですよ。冬の晴れた日なら富士山も見えるかも。
さむいよー
2002年6月27日昨夜帰宅。
台湾は35度だったというに日本20度以下ってそれなに。
お土産に買ってきたお菓子類を開封して食す。パイナップルケーキ(鳳梨酥という)はちゃんとパインの味がしてなかなか美味い。思ったより甘くないし。
コンビニでてきとーに買った方塊酥という菓子(台湾の懐かしのお菓子らしい)は固めの胡麻パイとゆー感じ。これも普通にお菓子でなかなか。
あと、梅を甘く漬けたものだと思って買った珍珠梅というものは、食してみたら歯ごたえが明らかに梅ではない。なんかさくさくしてる。袋の成分を見ると「精選深山鮮菓」と。そうか深山か。流石中華七千年の歴史(故宮博物院のパンフに書いてあった<七千年)。
今日まで有給をとっているので、休みついでに祖母の見舞いにいく。今日も藤生は他人と間違われ。そんなにたびたび行ってるわけじゃないんだから仕方がないが。
ちなみに出発前に電話がかかってきちゃったよ事件は藤生が台湾に行っている間てんやわんやだったようだが今は後片付け状態の模様。ちとばかし洒落にならないのでこのふざけた日記には書かないが。生きるった大変だよねぇとしか。うーん。
あ、台湾でのことはちゃんとメモ取ってきたから、明日にでも日記に書くですよ。
台湾は35度だったというに日本20度以下ってそれなに。
お土産に買ってきたお菓子類を開封して食す。パイナップルケーキ(鳳梨酥という)はちゃんとパインの味がしてなかなか美味い。思ったより甘くないし。
コンビニでてきとーに買った方塊酥という菓子(台湾の懐かしのお菓子らしい)は固めの胡麻パイとゆー感じ。これも普通にお菓子でなかなか。
あと、梅を甘く漬けたものだと思って買った珍珠梅というものは、食してみたら歯ごたえが明らかに梅ではない。なんかさくさくしてる。袋の成分を見ると「精選深山鮮菓」と。そうか深山か。流石中華七千年の歴史(故宮博物院のパンフに書いてあった<七千年)。
今日まで有給をとっているので、休みついでに祖母の見舞いにいく。今日も藤生は他人と間違われ。そんなにたびたび行ってるわけじゃないんだから仕方がないが。
ちなみに出発前に電話がかかってきちゃったよ事件は藤生が台湾に行っている間てんやわんやだったようだが今は後片付け状態の模様。ちとばかし洒落にならないのでこのふざけた日記には書かないが。生きるった大変だよねぇとしか。うーん。
あ、台湾でのことはちゃんとメモ取ってきたから、明日にでも日記に書くですよ。