うちのプリンタさんはWindows95の黄昏（もうすぐ98がでようという頃）にパソコンとスキャナと一緒に購入したもので。パソコンは2代目だがスキャナとプリンタはいまだ現役である。
スキャナの蓋（と表現していいものかあれ）壊れて取り外し可能になっているが。
そして年末と言えば年賀状。今日になって刷っててどうする？とまっとうなお人には言われそうだが、そういう人種もいるってことで。31日に書くとか1月になってから作るって人種もいるし。
そんなわけでガコガコ印刷していたら――微妙に調子悪いんすけど！用紙を2枚同時に吸い込んだ挙げ句詰まるのは購買当初からなのでよいとして（よくないが）、時々、送ったデータを認識しなーい。
会社のかつてのボロプリンタで得た知恵で「印刷中止」を申し出て、もう一回データを送り直そうとしたところ、
「プリンタと通信ができません」
機械背後のケーブルを確認してみたがちゃんと刺さっている。なのにどーして通信できないのさ。さっきまでちゃんと送ってたじゃんさ。
しかしスイッチを切ってみるとまた繋がるんだよねぃ。
ああいつまでこやつも使い続けていられることやら。

お休みに入ったことだし、こないだ撮ったミレナリオの写真をHPにあっぷ。別にネタじゃないので面白いことないけどねぃ。

どうせ証券会社は28日は半ドンなのである。
大納会だからねぃ。東証が12時で終わるから。そのあと酒盛りだから。
つぅわけで特に絶対やらないといけない仕事もないし、今年は新人ちゃんもいるということで、藤生、27日が仕事納め。
午前中はPCの前でお仕事。昼からパブリックスペースのお掃除。今年からうちの会社は「クリーンアップ委員会」とかいうものが出来、掃除状況をチェックしにくるそうな。
……去年なんて大掃除は自主性に任せていたくせに……。
うちの部は汚い。うちのフロアには食堂を覗いて4つの部署があるのだが、一番汚いような気がする。
職場というのはデスクの上の物が少ない方がきれいに見える。キャビネット類も高さが揃っているほうが美しい。
が、うちの部、向かいの他人と目を合わせたくない人間が多いため（私もだが）、デスクに書棚を設置いるケースが多いのである。しかも全員がそうというわけじゃないから、この時点で高さがまちまち。それから棚を貰えない人間がファイルボックスで手作り本棚を作っていたり、ダンボールで作っていたりもする。しかもたいていの人間がデスクに書類山積み。まず部長から三方を書類の山に囲まれているし。
キャビネットの上には謎のダンボール。謎のファイル。謎の紙袋。床にも中身不明のダンボールがあちこちに積まれている。
頼むからいらないものならいらないって解って時点で捨てようよみんな……
無理矢理かたづけを終えた夕方、うちの部は見違えるように通路が広くなっていた。そのかわりゴミ出しコーナーが大変なことに。
でもさらにそのあと、隣の隣の部（ここも日常きれいとは言い難い）がゴミ出しをしたところ、藤生の身長よりも高いダンボールの山が。
しみじみ思うんだがうちの会社ってエコロジーに遠いよなぁ。それともうちのフロアだけだろうか。
そして藤生、このために残業したのだが、その隙にラインの上司が先に帰ってしまった。
やべぇ私T次長に大納会と大発会休むって伝えてないよ。

しょーがないので携帯の留守電に「休みます」と入れておいたが、それで大丈夫なのか、自分。

ままんが新聞を見て「これに行きたい」とゴネるもんだから東京ミレナリオ。横文字で書くとTOKYO MILLENARIO。丸の内仲通りでなんだか知らないが派手派手イルミネーション。
昼休み、新人ちゃんが「それ私昨日言ってきました」とのお言葉を。どうだったか感想を伺ったところ、
「すごい人でした。めちゃくちゃ並ばされて」
うわぁ。
「東京駅出てから、すごい迂回して行列出来てるんですよ」
うわぁ。
でも、昨日は初日だし休日だしイブだしね……今日は平日だし平気さきっと……
退社後、藤生、東京駅をずんずん渡ってままんと待ち合わせしている丸ノ内南口へ。
「ミレナリオ会場はこっちでーす」な看板がかなり立っている。そんなに人気イベントなのかミレナリオ。
取り敢えず南口からまっすぐ一本、迂回はせずにすんだ。でも一方通行だから有楽町駅方面から来たら思いっきり迂回しないとダメと思われ。
そしてまあ、行列とゆーほどではなかったが、なんつーか、初詣の神社状態。
あの光の回廊はきっと千本鳥居。
でも行き着く先にご本尊があるわけではないけどねぃ。
一応デジカメ持っていったが……
「立ち止まらないでくださーい！」と叫ばれ、集団大移動状態で撮った写真がロクなもののわけないよな、はははん。

さっき最近PCを購入したカタギの友人からQがきた。
正確に表現するなら、カタギ「だと思っていた」友人から。
嗚呼Yよ、君はちょっと漫画が好きなだけの普通の人間だと思っていたのに。
「IE6使ってるんだけど、ヤバイって本当？」
藤生、それ、初耳。というか初見。正直に知らないと応えると、IE5.5と6が危険だという記事を見たと返事が返ってくる。
2ちゃんで。
ちゃんねらーだったのかYよ。というかパソ買って1ヶ月くらいの君がいつそんなディープな世界に。
藤「……それはどこのスレで？デマでないの？」
Y「全部の板の掲示板じゃないとこにあるの。マイクロソフトへのリンクもはってあるから多分本当」
2ちゃんを開いてみたところ、確かに本当。
わぁい、流石MS帝国。バグも仕様のソフトメーカーはひと味違うね……またセキュリティーがアレですか
Y「で、これって危ないの？」
藤「危ないんでしょ？ま、うちIE古いから関係ないけど」
Y「うち6なんだけど、このページの日本語わかんないよ！（泣）」
読んでみたが確かによくわからん。
取り敢えずよくわからんなりに修正プログラムDLしてインストールしとけと伝える。
で、友よ。君は一体どこの板を見ているのだ。
Y「住人なのはネヲチ」
げふ。まずそれか、まずそれかッ。
Y「あとニュー速とか漫画とか」
藤「……ROM、だよな？」
Y「CD？＜ROM」
藤「みてるだけ〜ってこと」
Y「ごめん」
友よ、PCを購入した君は此方側にやってきてしまったものと思ったが、どうやらもっと奥地まで行ってしまったようだね。というか逝って。

どーやら風邪をひいたらしく、喉は痛いわ咳はでるわ。仕方がないので医務室で薬を貰って戻ってきたら、K君（中途）が「風邪ですか？あれ、ひょっとして僕のせいですか？」と聞いてきたので思い出した。
そお、それは先週のネタ。いや「是非思い出せ」というリクがきていたことだし。


「すみません先生、極秘重要任務をお願いしたいのですが」
「やだ」
K君の話を速攻で拒否した私に罪はあるまい。だって断るだろう普通、普通。重要ならともかく極秘って何。ていうか仕事じゃなくて任務なのかそれは。
「いいじゃないですか決して損はさせませんから！」
“ハログロ”という異名を（IP Messengerで）とるK君のその言葉ほど怪しい物はない。
結論からいえばその任務というのは30枚ほどのFAXを送るというものだったのだが、
「アシがつかないように送ってほしいんです」
「は？」
「だから僕の正体がわからないように……会社のFAXは危険なのでキンコーズにでも行って送ってください」
「外寒いじゃん」
「でも社内から送るわけには行かないんです！」
ならそんな怪しい書類送るな。ていうか家から送れ。でもそれだとアシつくか。
「つーかこの書類カバーレターついてないけどいいの？」
「作ってください。差出人いれないで。あ、手書きも危険だからパソコンで作りましょう」
なあ、君は一体何の書類を送ろうとしているのだ。
会社ってたまにこういう怪しいことしたりもするけどさ。「わけあってどうしても名乗るわけにはいかない」と言う人の電話受けたこともあるけどさ。でもさでもさ。
Wordのテンプレートをもとに送付先以外の枠を全て闇に葬ったカバーレターを作る。
「ばっちりですね！これ、不自然に見えませんよね？」
「あからさまに不自然だと思う」
ペーパーの下1／5くらい空白でうまってるんだが。新人ちゃんにも意見を求めてみたが、暫しなんともいえない沈黙を突きつけてくれた。
「というわけで、さあ、これを駅のキンコーズで送って下さい！敵のスパイとかは心配しなくても大丈夫ですから！」
K君、藤生（仮名）は大学に入ったとき、そういう設問のある心理テストを受けさせられた憶えがあります。スパイのような人がいる。○か×か。
「……帰りに寄る喫茶の珈琲代くれるなら」
「わかりました、OKです」
これにOKが出る職場も職場だよな。
ちなみに敵スパイの妨害はありませんでした。
帰りに入ったスタバの額縁にスプリングとかバケツが仕掛けてあったかどうかは確認してないので知りませんが。

ってスパイvsスパイ（スパイアンドスパイと読もう）知らない人間にはわからないオチですねぃ。

今週はぼちぼち絵を描いたりしていて。
それにかなり時間がかかっていたりして。
だって年賀状のデザインまだ決めてなかったしさあ。
あとは差し上げ物やら色々。
なんか今週、会社でとても重大なネタがあったような気がしたのだが思い出せないなぁ。なんだっけ。

部の忘年会が〜〜
めんどうくさい〜〜
でたくない〜〜
派遣社員なのに〜〜
でもでなきゃ〜〜
夕方仕事をあがりぎわに「逃げていい？」と幹事のK君（隣）に聞いたら、

「逃げたら次の日藤生（仮名）さんのデスクに猫の死体を入れます」

と据わりきった目で妙に具体的且つ呪いちっくな脅迫をされたので、仕方なく出る藤生（仮名）。

何故こーもK君が荒んだかとゆーと、うちの部に部長という肩書きの人間は3人いるのだが（部を統率しているのが“ライン部長”、肩書きは部長だけどその下にいるのが“付部長”と区別される）、そのうちH部長とゆー人間が、

1．忘年会の店も決まって予約もとって、部内LANのBBSで皆に告知までした幹事に「忘年会の店、僕が寿司屋予約とったから、そっちキャンセルして」と横車

2．仕方がないのでその店を偵察にいったところ（藤生と新人ちゃん、強制的に付き合わされる）、寿司屋とは名ばかりでどうしようもない場末の飲み屋。会議室のようなテーブルに真ん中に穴のあいた丸椅子、壁にはホッピーの広告、ランチは寿司よりオヤジ定食がメイン、そしてトドメに女性客どころか若い客が私たち一行以外皆無。しかしさすが場末、安い。

3．幾ら安かろうと女性社員もいるのだしこれはあんまりではなかろーかというので、適当に理由をつけて最初の店のままGO。ところでうちの部の飲み会は給料によって支払額が変わる民主主義ワリカン。故に部長クラスになると1万円超えるのは当たり前。H部長、案の定「高すぎる！」とご不満を。

4．H部長、前日になって「頭が痛いから明日休むかも」と言い出す。取り敢えず、幹事、1名キャンセルを店に頼む。
が、当日の朝「やっぱり出る」と言い出す。
が、その3時頃「猫が危篤だから帰る」とキャンセル。勿論店にもうキャンセル通じず。

という一大ドラマを繰り広げたからである。
翌朝聞いたところ、猫は手術で一命を取り留めたそうな。

本当かどうか知らんが。

しかし口内炎が痛くてやってらんないよう。
ちなみに今日、客先配布用のカレンダーが届き、1年ぶりにカレンダー巻きマスターとなる。
でも今年は人海戦術さ！50セットあったが、5人でやれば一人10セットですむ。早い早い。

そーいや昨日、やっとこHPのトップを更新して、そして今日はデジカメページを更新。せっかく中野行ったんだもんねぃ。しかしどんどんただのネタページになっていくなぁ。ううむ。
ってちゃんと絵になる写真が撮れないんだから仕方ないが……

会社にゆく。
入館に際して社員証チェックがあるため、入り口付近で鞄の蓋を開ける。

はっっ！！ロッカーの鍵と社員証（キーホルダーで繋いである）が入っていないのですっっ！！

社員証がなくても、受付で記名して入館証を貰えば会社には入れる。だがロッカーの鍵がないと制服に着替えられませんよ自分。

なんか全てがどーでもよくなって、おうちに帰る。会社には「具合が悪いので休みます」
現に頭の具合が悪いさ今朝は、ははん。

雨のため、そのままどこかに出かける気にもならずおうちに帰ったら、親に散々馬鹿にされた挙げ句、1日中年賀状制作をさせられた。
あああ、有給をまた一つ無駄にしてしまったようううう。

明日こそは……

12月というのにトップを更新するための絵ができていない。下絵すらできていない。いつまでも千羽に悪人笑いをさせておくのもナニだ。
取り敢えずこの場を誤魔化すため、画像をぽいぽい詰め込んであるMOの中を漁ってみる。
……あ、凄い写真発見！！
ぜひこれを世間に知らしめるためにもトップにおいて！
ていうかアンビリに送って鑑定して貰わなきゃ！！

うそですごめんなさい。

いちおーバナーを標準と言われるサイズに作り替えてみたので、リンクしてくださっている方は、新しいのを使っていただけると幸いです（何故あのデザインのものが無くなったかとは聞かないように）。

……ちなみにきんぐぎどらの上で光っているのは謎の巨人の目です。すくぅぷです（しつこい）。

11月って今日で終わりかぁ。

……明日……明日トップ絵変えよう……
そしてトップのバックグラウンドも……
エンターを押してメニューページに入ったときのめるへん熊とのギャップが激しすぎるって叩かれまくりだしね……

今日も眠いよう〜と思いつつ出社し、メールチェックなぞしつつ伝票を書いていると、隣の課の一般職さんがやってくる。
「なんか、変なメールが来てるんだけど……ウィルスかもしれないんだけど……」
何故私の所に聞きに来る？と思いつつ、見にゆく。
おお、差出人といいサブジェクトとといい見事に化けている。しかもクリップマークがついているということは添付ファイルつき。
「ウィルスバスターはこれメールチェックしたとき何か言ってましたか？」
「ううん、いつもと同じだったと思うんだけど……」
「この添付ファイル、開いてませんよね？」
なら問題ないですよー、と言おうとした藤生に、彼女、
「ううん、『何だろう？』って思って開いちゃった」
あべし。
「え？？開いちゃったんですか？！」
「開いたらまずかった？どうしよう？！」
いやでもウィルスバスターが反応しなかったということは問題ないはず……はずだが、うちの部のバスター君は更新が遅い（パターンファイルを自動DLできないため）。故に最新ウィルスだと網の目を逃す危険性がある。
「しかもね！その下のメールも知らない所から来てるの！！英語なの！」
しかしよくみたらゲートウェイから来たメール。ウィルスが来てたから削除したよん、という。
そーだようちの会社いちおーそーゆーことやってんじゃんよ、だからこの一つ前のメールについてたファイルは削除しましたよなログ……。
ああ焦ったよう。
しかし、「なんだろう？」って思ったからつい開いちゃったって……
ちなみにそんな彼女はうちの会社のサイト関連のお仕事についている。わぁい。

おうちに帰る。メールチェックする。バスター君が
「ウィルスを検出しました」
あうち。
しかも2つも。
はいはい削除しますよ闇に葬りましょうねぃ。
友人から
「もしかしたら感染しちゃったかもしれないので、藤生（仮名）ちゃんちにもウィルス行ってるかも……」
というメールが届いている。
一個はおまへか。
ろくに確認せず消してしまったが。

サイト巡りにでかければ、お世話になっているPBeMや知り合いの掲示板で「ウィルスくらっちゃった」報告が。

そんな大流行なのか、Worm Badtrans.B
気をつけようねぃ、みんな……

出勤してすぐ部長に呼ばれる。
「明日の出張のチケットって取ってくれてる？」
「は？」
どっか行くんですか部長。
新人ちゃんが取ってるかと確認してみるが、返事はつれない。ていうか新人ちゃんも知らない。
「どういうことだよそれは！じゃあ何！切符ないの？！」
いやキレられても。
まだ午前中だから急いで手配すれば間に合うと思うが。というか何故私が怒鳴られる。
西日本地域の担当に何時のチケを手配すればいいか聞きにいったところ、
「え？！チケット取ってないの？」
だって今朝初耳の話だもん。
「広島支店では手配してないの？」
手配してたら今頃社内便で送ってきてると思うなぁ。
部長、ついに
「明日広島キャンセル！」
とまでゴネだす。
いや私は別にいいけどさ。これからバタバタしなくてすむしさ。私は。
広島支店の駐在と西日本地域の担当者がバタバタしまくりになるだろうけどさ。
かといって放置しておくわけにもいかず、広島支店で立てたスケジュールを見せてもらったところ、飛行機の便名まで指定してある。じゃあ聞くが何故そこまで判明しているのにチケット取得の指示を出さないと問いたい。
小一時間問い詰めたい気分ってこーゆーのでしょーか。
しょーがないのでそのプランで申し込もうとしたら、いきなり架空の飛行機名が書いてあって藤生混乱だし（ANAとJASを取り違えていた模様。JALとJASならまだしもその組み合わせはどうだ）。
行きの飛行機満席だし。
しょーがないからのぞみで手を打ってもらって藤生が東京駅までのこのこ買いに行くし。
駅の帰りにタリーズ寄って珈琲テイクアウトして帰ろうと思っていたのに、つい足がなんもない近道を選んでしまってまっすぐ帰っちゃうし。
みんなわがままだよ。いかんよ。うん。

場所はシアターVアカサカ。劇団てぃんか〜べるの再演を見に一味達とごう。チケットはRんのさんがとってくださった。多謝。
開演は11時。集合は新宿に9時。
ああああ平日と同じ時間に起きてるよう。日曜日なに。
全員そろって赤坂の劇場についたころにはだいたい10時。異様に人懐こい劇場のシーズーなどかまいつつ珈琲を飲む。何故か初対面の犬の腹をえんえん撫でている藤生。
さて開演。さあ始まる3時間半の長丁場。
今回、ハコの中央にステージがあり、それをサンドイッチするかたちで客席があるという配置。
ごめん、わかりにくい、これ……
一味たちは初回公演も見ているのだが、初回の方がわかりやすい感じ。今回は場の設定がかなりわかりにくい。原作覚えているからほぼ理解できるが、まっさらで来た人にはどうなんだろうと思う。
まああのぶ厚い話を脚本にしただけで凄いと思うが。
ところで、一味にはこの「魍魎の匣」に出てくる美馬坂教授というキャラクターを愛している主任がいる。
激ネタバレだが、最後、この教授ひじょーにエキセントリックな死に様を見せてくれ、そこで涙を流す主任を見るというのも、この「魍魎の匣」という劇を見る一つの楽しみなのだが（その楽しみ方は間違っている）、今回、教授が死ぬシーンがあからさまに表現されてないのである。
あれ？主任は？と思ったが、劇が終わってみたら、やはり泣いていた。理由を仰って曰く、
「（美馬坂が）なんか気がついたら死んじゃってて！榎さんは『喰い殺された』とかさらっと流しちゃうし！そしたら、向こうの舞台にちらっと見えている教授（の死体）が食べ残しに見えてきちゃって！！」
悔しくて涙が出てきたそうである。
ちなみに上記の榎木津の科白は原作にはない。地の文で死体描写しているからわざわざ榎さんが説明する必要はないのである。
それにしても喰い殺したとゆーことは、噛み千切って、咀嚼して、飲み込んだとゆーこと？そーゆーこと？
文庫を今確認してみたら、
「（犯人が）食らいついていた」、「（被害者が）咬み殺されていた」という表現になっていた。
……食べたわけじゃあないよなぁ。
ちなみにこのネタでさんざん主任は一味の皆にいぢめられてぢたぢたしていた。
そしてきっと今日の一味の日記のネタはみな、「美馬坂喰い殺され主任嘆く」であろう。
藤生は今日は夕方で帰ったのだが、飲みに行った人々は、主任が一人で
「美馬坂教授に献杯！」とか涙ぐむのが見られたのであろうか。
気になるところである。

うちのHPで最近作った“デジカメその辺紀行”のターゲットに、Rんのさんより「次は是非共に中野の哲学堂なんてどうでしょう。」とメールが届き、それにうっかり「いっしょに行ってくださるなら」とレスしてしまったところ、トントン拍子に話は進み、勤労感謝のこの日、中野までのてのてと出かける。
巻き添えをくったSえちゃんも巻き込み、西武新宿線で新井薬師駅で降り、歩くこと15分程度。
うわあ下町だよ道路が細いよ。藤生、地図を見るRんのさんに、細くてもバス通りだから道は間違っていないでしよ！ということを親切心で伝えたのに、何故か嘆かれる。
そんなに新井薬師近辺が練馬と似たような街で、道路が細くてバス通りなことが悲しいか練馬区民め。
そして手頃な昼飯どころが見つからず、コンビニで買ったお弁当とお茶を問題の哲学堂公園の四阿で食べる。ちなみにこの時私たちは裏口から入ってしまい、順番上は逆にこの公園を見てしまったようだが、或る意味正しい順序で見た気もする。
詳しくはそのうち写真とともにサイトにアップする予定だが、とりあえず、ちゃぶ台が欲しくなるような場所だった。ひっくり返すための。
中野で井上圓了せんせぇのエスプリにやられたあと、夕食前に秋葉原のドール専門店“ボークス”に連れて行かれる。
人形の関節が。頭が。手足が。目玉が。
藤生半泣き。
立ち並ぶ禿人形の生首に怯えて目をそらした先には箱入り生首。まさに恐怖。
あの関節が、継ぎ目が怖いんだよう……
しかし、その店には何故か藤生の愛する「The Nightmare Before Christmas」のグッズが売っており、藤生、ふらふらと買い物して、店のカードまで作ってしまう。
……次このカード使うの、いつかな……
上野に移動し、お茶したあと、MずきさんとKつねこさんと合流して飲む。最初いこうと思っていた店が激混みで、しょーがないのでそのビルの地下の中華屋に移動。なかなか美味で満足。
しかしデザートが「杏仁豆腐（カスタード）」「胡麻団子（オレンジ風味）」と微妙にミステリアス。ちなみに胡麻団子は平べったくて、胡麻と餡の間の皮の餅部分がオレンジ色。一口食べるとオレンジの香りが口の中に。これはこれで美味いけど藤生的には普通の方が好きかも。
結局その店にほぼ開店から店じまいまでいてだべっていた。
皆様お疲れ様でした。

やってくる、というわけで。

金曜日時代劇最終回直前に、山田風太郎「警視庁草紙」ちくま文庫、通勤電車の中で読了。いきなり私信になるが、Rんのさん、やっぱり兵四郎馬鹿でした。上巻はともかく下巻になるとどんどん馬鹿に。
「おっちょこちょい」という形容詞が何度か使われているが、既におっちょこちょいという域を超えているとゆーか20代後半の苦み走った元同心におっちょこちょいってどうよとゆーか。いやでも面白かったのでよいのだが。

あと、「木島日記　乞丐相」も昨夜読了。
基本的には漫画の2巻のネタ。覚悟していたが相変わらず読みにくい文章なので、とりあえずざっと内容を把握するためにさくっと読む。
Rんのさんが先日の日記で「貰い子殺し」について書いておられたが、不肖藤生、木島でその本文読むまで、自分がその事件知っていることを綺麗さっぱり忘れていた事実を発見。
そのキクって名前と尼とゆー職業と貰い子殺しいうキーワードは割と最近読んだ憶えが。
ごそごそと文庫本の山を漁って発見。
紀田純一郎著「東京の下層社会」ちくま学芸文庫。
岩の坂の事件を「暗渠からの泣き声」という章タイトルで取り上げている。川俣初太郎の事件もその中で取り上げられているし。
そーいや折口達が乗り込んだスラムの描写で引いてきている文章もこの本の一番最初の章にあるし、残飯の話もそーいえばそーいえば。
……なんでこんな本持っているんだろう、と自分にツッコミを入れてみたり。

そして、行きの電車の中で手持ちの本（警視庁）を読み終えてしまったので、よせばいいのに丸善に寄る。ああ「嗤う伊右衛門」文庫出たのね。……ハードカバー持っているから、別に買わなくてもいいんだが、いいんだがっ。
何でレジに持ってってるかな、自分。
そして藤生さん、ちょっと衝撃な出来事がここで。
田中芳樹の「アップフェルラント物語」が出版社変わって装丁も新たにお目見えっすか、と思って平積みのそれを手に取ったのだが。
目次を見ると「ハードカバー版あとがき」とある。
今更なにそれ。だってうちにあるアップフェルラント（徳間）もハードカバーなんだが。
まあコミックになってあと文庫にもなったからか？と思いつつページをめくってみると、
「このたびハードカバーではじめてのお目見えとなり」
という内容の作者のお言葉が。正確なところは忘れたが。
じゃあうちにある赤いカバーのハードカバーは何なんだよう。
ハードカバーのふりした文庫か。それともノベルズか、実は。意表をついて絵本か。口絵1頁くらいしかないが。
それともこれが「あってはならぬもの」というやつか。木島に仕分けてもらわないと駄目か。

そーいや清水少尉ってやっぱサイコの清水のご老人で、アーヴィング博士って御恵てうなのだろーか。
それにしても、久しぶりに本のこと書いたらどうしようもなく内容が散漫だねぃ……

たまーにかかる病。絵を描きたい病。
某小説を読んでいてそれにたまたまかかる。
まだ下巻を読み終わってもいないのにねぃ。
ふとそれにかかって、千羽兵四郎を描いてみる。
田辺じゃないの田辺じゃ。実在人物藤生描けないし。
原作だと散切り（というか田辺パーマ）じゃないの。ちょんまげなの。でも月代は伸びてる……とあったからこれでいいんだよ……な？まあいい、ポニーテールの方が楽なんだがこれでいいことにしよう自分。
下絵から色つけまで、調子に乗って一気に仕上げちゃったよ……
しかし改めて見直すと老けすぎてるよーな気も。
20代後半のはずだがこれじゃ30かも。
……まいっか。苦み走ったいい男らしいし。
しかしいつもとなんか違うタッチで仕上がったなぁ。
鉛筆下描ペインター水彩細筆で塗ったのに。
いつも白を多く残すところを、今回は背景まで塗ったせいだろうか。ううむ。
ちなみに「からくり〜」では藤生は針買将馬さん贔屓なのだが。先週出番が！と思ったらほんのちょっとで淋しかったり。
そして今、絵はあがったもののレイアウトをどーしたものか。
今日中にアップできるかな……

昨夜こそこそとHPにコンテンツ追加。
そしてふと気がついた。
メニューの画像どうしよう……
切り直すの面倒くさいよう……
……イラストのお部屋じゃないし、いっそ、トップからリンク張ったままでもよいかなぁと思ってしまう意志の弱い今日のわたくし。
そしてメールをチェックしたら友人Eんちゃんから、
「獅子が守護なら、麒麟はなんなの？」
書いてなかったっけ……書いてないや……あははははははは。
はい書き足します書き足すからねぃ。そのくらいはやっとかないとねぃ。ふう。

今日はKのせのおねいちゃんとお出かけ。「見に行きたいです！」と2人で言っていたカラヴァッジオ展を目黒は東京都庭園美術館まで見に行く。
あれチケット売り場に行列が出来てるよおかしいな。カラヴァッジオって日本でそんなメジャーな画家じゃないんじゃん。バロックだってルネサンスや印象派程受けないじゃん。なのにどうしてこんなに客がいるの教えておじいさん。
しかも
「今から入場制限かかりまーす」
ねぇこの美術館昔おうちだったから基本的に部屋が狭いのわかってるけど入場制限て何それ何それ。
確かに中は人がわらわら。でも西洋美術館が混み混みのときに比べればましか。通路も展示室も狭いから多少の入場制限が必要なのかも。
「ねぇ、なんであの絵にもこの絵にも骸骨が描いてあるのでしか？必要ないじゃないでしか」
「……されこうべは死の寓意だからとゆーことで」
「でも別に描かなくてええじゃないですか。この人もあの人も聖人ですし」
「……じじぃだから老い先短いということを現そうしたんでし！きっと！！」
嘘ですごめんなさい。
1階の間はわりとざわざわしていたのでこの程度の会話もしていられたが、2階に上ってくるとだいぶ靜かに芸術を鑑賞する雰囲気になっていて、なんとなくアレな会話を大声でするのも躊躇われてくる。でも「聖なんちゃらかんちゃらの殉死」とかゆって、腹かっさばいて中からニョロった腸をすててんてんと器械で巻き取っていく絵とかがあったら突っ込むだろう普通。その処刑方法はまぢなのか。そしていくらなんでも長すぎないか腸。他にも、ゴリアテの首を持ったダヴィデだの死せるキリストだの連行される目がイっちゃったキリストだのなかなかキモ系が多い。カラヴァッジオ系統の絵はスポットライトが当たったような強い明暗とリアリズムが同居してるので基本的にキモい絵に向くのだが。いやそれを狙って描いてるわけではないとは思うが。宗教画だしなぁ一応。
ブルジョワ屋敷でカラヴァッジオを堪能したあとは駅を越えて目黒寄生虫館へ。藤生、いっぺんここ来てみたかったのでわっくわく。
わー素麺や饂飩や棊子麺がいっぱーい。しかしあのにょろにょろが人体に入るのか、8mのサナダムシ。自然の神秘ですな。
それにしても藤田先生のどうしようもない駄洒落はどーにかならんのかとKのせのおねいちゃんが主張。「死んだブリ」だもんなぁ。そっとしておいてあげるしかないだろう。
大鳥神社で七五三なガキどもを横目に河岸を変え、元庭だった池袋へ移動。唱う。ブラックライト、つかなくていいよ……普通の蛍光灯にしてくれよ……
本屋に寄ってから池袋のL’EPICIERに連れていってもらい、お茶。リンクを見て貰えばわかるが、色々なフレーバーティーがあるわけである。藤生が頼んだのはショーレマロン。Kのせのおねいちゃんはバナーヌショコラ。
説明には「パリの街角で売られている焼き栗のような云々」とあったが、一口飲んだ感想は、
「天津甘栗」
味は紅茶なんだけど後味が天津甘栗。あの香ばしさが。ミルクティーにしたほうが美味い。というかストレートダメだこれ。
Kのせのおねいちゃんのは、香りはバナナチョコ。味はほぼバナナ。
何故そんなものの香りをわざわざ紅茶につける？！という問いは多分のんのん。
ちなみに味はよかった。スコーン美味しかったし。
お天気もよかったし、なんか「お出かけ」な一日だった。さ、次は火曜日に焼肉でし。