素敵な朝
2002年9月14日それは、
「殺すぞ、こるぁああ!!」
という絶叫とともに迎える朝。
……お前が死ねやーーーーーー!!!
――つい取り乱してしまったが、それが今朝の藤生の目覚めである。
早朝、我が家の前の道路で酔っ払いが喧嘩を始め、その爽やかな怒鳴り声に、寝汚さでは定評のある藤生も眠りの淵より叩きだされたというわけである。
昨夜は雨が降っていたので雨戸もしっかり閉めて眠ったのだが、そんなものはたいした障害にもならず阿呆の大声は藤生を襲った。
最初は、朝からお元気なこって、と思っていた。
低血圧な藤生は朝に弱い。一度目を覚ましてもまたすぐに寝てしまう。だからまた寝てしまえばいいや――と思ったのだが。
「石で頭かちわってやるぁあ!!!!こらああ!!殺してやるぅうううううう!!!」
……お前の頭を石で(検閲削除)
酔っ払いはしぶとかった。いつまでたっても叫んでいる。しぶしぶ藤生は部屋の明かりをつけ、時間を確認した。5時5分前。
……だからお前が死(略)
よーく耳をすませてみると、「ごめんなさい」だの「いいからいいから」だの「お前もういいだろ」等周囲の声も聞こえる。
ああ謝罪してるしそろそろ静かになるかなーと思ったが、
「殺すぅううう」
ああ、酒は人の一番醜い部分をここまで。
結局彼は1時間近く我が家の前で絶叫していってくれた。
その間何故かうちのハムスターも回し車をがろんがろんと廻し続け……
昼になってからうちの前の道路に出たところ、我が家の垣根の根元に置いてあったごみ捨て場の目印のコンクリ塊(もとは「ごみ収集所」の看板がついてたのだが折れて土台だけが残っている)が行方不明になっておりましたとさ。どっとはらい。
「殺すぞ、こるぁああ!!」
という絶叫とともに迎える朝。
……お前が死ねやーーーーーー!!!
――つい取り乱してしまったが、それが今朝の藤生の目覚めである。
早朝、我が家の前の道路で酔っ払いが喧嘩を始め、その爽やかな怒鳴り声に、寝汚さでは定評のある藤生も眠りの淵より叩きだされたというわけである。
昨夜は雨が降っていたので雨戸もしっかり閉めて眠ったのだが、そんなものはたいした障害にもならず阿呆の大声は藤生を襲った。
最初は、朝からお元気なこって、と思っていた。
低血圧な藤生は朝に弱い。一度目を覚ましてもまたすぐに寝てしまう。だからまた寝てしまえばいいや――と思ったのだが。
「石で頭かちわってやるぁあ!!!!こらああ!!殺してやるぅうううううう!!!」
……お前の頭を石で(検閲削除)
酔っ払いはしぶとかった。いつまでたっても叫んでいる。しぶしぶ藤生は部屋の明かりをつけ、時間を確認した。5時5分前。
……だからお前が死(略)
よーく耳をすませてみると、「ごめんなさい」だの「いいからいいから」だの「お前もういいだろ」等周囲の声も聞こえる。
ああ謝罪してるしそろそろ静かになるかなーと思ったが、
「殺すぅううう」
ああ、酒は人の一番醜い部分をここまで。
結局彼は1時間近く我が家の前で絶叫していってくれた。
その間何故かうちのハムスターも回し車をがろんがろんと廻し続け……
昼になってからうちの前の道路に出たところ、我が家の垣根の根元に置いてあったごみ捨て場の目印のコンクリ塊(もとは「ごみ収集所」の看板がついてたのだが折れて土台だけが残っている)が行方不明になっておりましたとさ。どっとはらい。
コメント