そこは戦場だった。

2002年7月13日
それは市立図書館の不要な本の配布会。
ボロいとか誰も借りないとか時代遅れとか、そういう本を捨てるのも勿体無いから欲しい人にあげるよというイベントが、今日市役所で行われたのである。
父は「植物図鑑ないかな〜」という儚い希望を抱き、藤生は「なんか暇つぶしに読むものあるかな〜乱歩とかないかな〜」とのんびり来るまで役所へ向かったのだが、普段土日はガラガラな役所の駐車場が何故か埋まっている。
なんとなく不吉な予感を受ける父子。
ともあれ奥の方に空いているスペースを見つけて駐車。
建物に入ったら、あ、やっぱり並んでる……。
開始時刻15分前くらいについたのだが、その時点で前にずらーり。ざっと50人以上はいたと思われる。
結局そのあと藤生たちのあとにもずらーり。
それがいっせいに役所の大して広くもない会議室になだれ込むわけである。
藤生のように大して目的意識もない者は本を入れたダンボールがおいてある机に近寄るのも至難の業。
本気の人々はダンボール箱持参、これと目をつけた本は中味を確認もせずまずキープ、ひたすらにキープ。それであとで隅っこで戦利品を選って不要な本を戻していた。そうか、それがプロの手口か……。
しかしダンボールの角で殴られるわ、本のみつしり入った紙袋で足をどつかれるわ、本のみつしりつまったリュックサックで顔面をはたかれるわ、この状況は何かに似てる。

ああ、コミケか。

ところで、自分の部屋が静かでどーも物足りないので、今日、2代目ハムスターを購入。ノーマルジャンガリアンのオス。
お値段480円。
お前のナマモノとしての尊厳は480円という価値しかないのか。それでいいのかお前。
しかし彼はそんなことも知らず狂ったように回し車を廻している。
そして彼のケージは新品。なぜならももっちが使っていたケージはももっちによって再生不可能レベルに破壊されていたから。
でも回し車やトイレや水飲みボトルはリサイクルできるな〜と思っていたんだが。
一番安いスターターキットに全部ついてるよー。
しかも私が以前ケージだけ買った値段より安いよー。
その上前のケージより大きくて頑丈そうだよー。やっぱりペットショップよりホームセンターはお得だよー。
ヨンパチ(まだ名づけられていないジャンの仮称)なんだよお前小さい図体してこの広々した住まいはよー。
走り回るスペースも充分あることだし、彼には“師匠”ことももっちを見習って立派な逞しいはむすたぁになってもらいたいものである。脱走は勘弁だが。

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