ユニオンジャックの旗の下に

正月、一人暮らしをしている兄がデパートの地下にて食品福袋を購入。
その中に入っていた輸入品のマヨネーズをうちにもってきた。理由は簡単で彼はマヨネーズ・ドレッシングの類が食べられないのである。
だからとりあえず実家に持ってきて処分してくれ、と。
原産国はイギリスでラベルにはガーリックマヨネーズとあった。賞味期限がだいぶ先だったので冷蔵庫内に放置していて、今日普通のマヨネーズが切れたのでビンのふたを開けてみたのだが。
途端に漂うガーリック臭。まあその名もガーリックマヨネーズだし。
スプーンで小皿にとり、スティックに切った胡瓜につけてぽりり。
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シェフをよべええええええええぇぇえぇえ！！！

取り乱した藤生は思わず夕飯のおかずの乗るダイニングテーブルの端を両手で掴んでしまったとさ。
サ○マのイチゴ○ルクという飴の「まるくってちっちゃくてさんかく」という有名なキャッチコピーがあるが、ガーリックマヨネーズは「あまくってすっぱくてにんにく」
甘いのである。
英語でいうならIt’s sweet.
吐き出していいかなママン。僕の食道がこの物体が通過するのを拒否しているよ。
結局涙をこらえて飲み込んだが。いや久々の大外れ。
どんなものか試してみたい人は、市販のマヨネーズに砂糖とすりおろしにんにくを加えた上で酢を少し追加するとよいと思われる。ちなみに砂糖の分量はマヨネーズの塩気が感じられなくなるくらいに。

イギリスの食事はまずいとよく言われるが、今日、なんか納得した。