敬老の日

2001年9月15日
なんだよね今日は。

来週、兄が車を出せないので、一足早くお墓参り。お彼岸これなくてすまんねじーさん。
台風で大変なことになってる墓を掃除して水を流して花を飾って線香備えて。
足下の土が微妙に沈む恐怖の土葬旧墓地地帯に彼岸花が咲いていた。竹藪を背に苔生した仏像や墓石に見え隠れする緋色の花は妙にノスタルジックをかき立てるが、靴は沈むわ閻魔蟋蟀(漢字で書くとごうぢゃす)は飛ぶわはいずるわ蚊は刺すわノスタルジック感じてる場合じゃないですよ藤生さん。
そして親類宅巡りをし、栗拾いに連れ出されイガで指先を突き刺しバッタとトンボを捕まえる。
――流石PHSの電波が届かない土地。

で、敬老の日なので入院している祖母のところへ。入院といっても老人病棟なので、老人ホームと同じようなものだ。
祖母が壊れて1年半だろうか。私と兄を見ても孫ということはわかるが名前は思い出せない。
兄は「Yさんでしょ」
――兄の名前はKで始まる。
私の名前はどうやらまぢで思い出せないらしい。まあ、入院前から叔母と混同されていたので無理もないが。
「ああ、スナックさん?」
祖母の手には「えんどうまめスナック」が。
そう来ましたかグランマ。
笑うしかないよねぃ。
「また来るね」
と行って手を振って病院を出たけど、その「また」はいつのことか約束もできない孫だし。
飲むと寿命が延びるってゆーから、龍泉洞の水ペットボトルお土産に持ってったんだけど、どこまでわかって飲んでいたかは謎である。
そして病院を出たら大雨。
墓掃除したのに。
私たちの掃除は気にくわなかったということですかグランパ……

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