どらごんぶるう

2001年9月5日
新潟より来た友人Hろと盛岡にて無事合流し、コンビニにて腹ごしらえして一路龍泉洞へ。
運転のできない藤生は地図をみてナビ係である。酔い止め持っていないのに大丈夫か自分。だがその責任感からかどうかは不明だがさっぱり車酔いせず。Hろ、君の運転上手かったよ。
国道に乗れば一本なのだが、市街地を出るまでがどっきどき。そんな折り、カーブでふと目に飛び込んできた看板。
「君死にたまふことなかれ 盛岡市警」
……すみません、藤生の記憶では与謝野晶子は東北の人ではなかったような気がするのでぃすが。
おそらく「事故って死ぬなよ」的ことが言いたいのであろうが、何か違うだろう盛岡の警察……
そんなステキな看板を横目で見つつ街を抜け山道を行く。対向車が少ない。先行車も少ない。大丈夫なのか私達。でも国道の番号は合っている。合っているはずだ。
かくて無事岩泉は龍泉洞に到着。
藤生、鍾乳洞は初めてなのでこれまたわっくわく。
よもや此処でまで金縛りに遭うなどということはあるまい。
暗い。寒い。足場が悪い。首筋に容赦なく落ちてくる水滴、急な階段、頭上注意、ぷち冒険気分が味わえて非常に楽しい。
ただ途中にあった「洞窟のビーナス」だけはこの上なく納得いかなんだが。何がどうビーナスなんだかさっぱりわからず。
地底湖の水が嘘みたいに澄んでいる。最初の淵は水深38m。
「Hろ、君が20人縦に沈んでもまだ余る深さだよ……?」
説明しつつ、自分で「うわすげー」と思う。絶対そうは見えない。波立つ水面がライトを反射して洞窟内に光の波紋を描いてる。水の色は青というには碧く、碧というには慎ましげで。ラムネを想像したのはあの硝子瓶の色のせいか。
ていうか手すりにゴムボート。
ていうか浮き輪。
「これってやっぱり落ちる人の救助用?」
「落ちたら死ぬだろ。冷たいぞ水。心臓麻痺一発だろ」
はい藤生さんどうやら雰囲気に浸れないタイプのよーです。長続きしないよ。どこかでオチを求めてるよ。
そしてパンフの写真、水、青すぎ。それはドラゴンブルーというよりドラゴンズブルー。
さらに洞窟内の説明に
「(この洞窟は)大聖堂やロマネスク建築やミケランジェロの彫刻より美しい」
と書き切っちゃうのもフカしすぎかと。その美しさの比較できる一直線上に並んでるものじゃなかろーに。
まあ、それはよいしょと脇においておいて、綺麗なとこでした。でも足腰弱い人には決して勧められない。
ちなみにここらの土産物屋で売ってる龍泉洞珈琲はあっさり味でなかなか美味。
洞窟をエンジョイしたら三陸海岸方面へ。途中の道の駅で昼食を取ろうとしたら、レストランが定休日で立ち食いめかぶそばにランクダウン。二人、夕食にてリベンジを誓う。
浄土ヶ浜でカモメと海を見る。ここの浜は白い砂利浜で、東京湾と違って水も綺麗。
新潟人のHろが「太平洋も捨てたもんじゃないじゃん」とおっしゃる。
そりゃ君の知っている太平洋は基本的に晴れた海とか有明とかだしな……。
盛岡に戻り、ホテルにチェックインし、とりあえず「じゃじゃ麺」を食べに行く。
400円で卵スープもいただけるリーズナブルで美味な食べ物。
てけてけ歩いてホテルに戻ったら。
寝る。
だって睡眠時間少ないんだもん。疲れてるんだもん。
そして。21時に起きる。
何故って?
晩飯ですよ旦那。
だってリベンジ誓ったんだもん。冷麺と焼肉を喰うのさ!
ガイドブックに載っているちょっとよさげな焼肉屋で、タンとカルビ、それから軟骨を頼んで冷麺とジュース。
1日4食。満足したさ。


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