薄倖な発酵

2001年8月15日
藤生の家には今頂き物の100%林檎ジュースがある。
濃縮還元してない絞ったむつの果汁そのままを詰めましたなジュース。
かなり甘いので氷をいれて飲むと美味。
硝子の瓶の中に後少し残っていたそれを、ママンが藤生に飲んでしまうように言いましたとさ。
プラスチックの蓋に手をかけて軽く引っ張った途端、
ぽん!!
と力強く自ら跳ね飛ぶ蓋。
……不吉。
「お母様、気のせいかこの瓶の中には瓦斯が充満しているようなのですが」
「変な匂いする?」
「いやそれはしないみたいだけど……」
「じゃあ飲んじゃいなさい」
「でもこの中で何か確実に化学変化が起こってるよ?!」
「匂いが大丈夫だから問題ないから、いいからもったいないから飲んじゃいなさい!」

舌がぴりぴりする刺激性のていすとでした。
なんというか。シードルの幼生。

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