友人に誘われライブにいく。
バンドはSEX MACHINEGUNS。アルバムは2枚しか聞いていない上にあまり聞いてない。
わかんないよおいおい。さすがにメジャーなのと愉快なのはなんとなく覚えてはいるが。
会場は武道館。大きなたまねぎの下にくるのもなんだか久しぶりである。
せっかくライブなので、藤生としては素敵な格好のお嬢さんお兄さん方を期待していたのだがあまりいない。目を引いたのはゴスロリとセーラー服と、あと何故かナース。
ええー?せっかくヘビメタなのにレザーだのボンテージだラバーだののファッションな方はいないんですかー?藤生ちょっぴり残念。いやいたのかもしれないけどでも見つかんなかったし。
ていうかツアー名が「ジャージに革靴」な時点であまりヘビィなファッション期待してはいけないのかもしれない。
聖飢魔?の時はとってもコスプレな方々がうようよしてて楽しかったんだけどなぁ。
さてライブである。
席はアリーナの後ろのほうだった。しかし、まっすぐ前にスピーカー。
藤生の耳、一曲目ですでにやられる。
ライブといえば電子音に慣れていたこの耳にヘビメタの重低音はきつかった……。
で、イントロと同時に周囲で始まるヘッドバンキング。
アリーナ後方というのは、床が水平なだけに非常に見晴らしが悪い。前の人の背が高かったりするともうアウトってなものであるが、ヘッドバンキングが始まった瞬間いきなり視界がよくなる。
藤生ですか?
立ち尽くしていましたとも。翌日に仕事を控えた年寄りにはできない技にございます。うむ。腰までの長さの髪を流したおねーちゃんとかが隣でガンガンにやっていたが、まるで連獅子のようであったな……。
藤生はああいう場所での人間観察が結構好きである。そして、知らない曲が多いし耳はわんわんいってるしで、結構冷静な気持ちでその場にいたわけである。
ふと気づいた。ヘッドバンキングが始まると必ず、ふわりとフローラル系の香りがあたりに漂うのである。拳を上げていたりするときは感じない。ヘッドバンキングの時だけである。
はてこれは一体――頭を激しく振ることなどできない藤生は考えた。ライブ中に何やっとんじゃいとファンに殺されそうな所業である。
思うにこれは、デオドラントスプレー?
髪を振り乱すだけにシャンプー・リンスの香りかとも思ったのだが、洗いたてというわけでもなかろうからここまでは香るまい。
最近のスプレーは汗を感知して香りのカプセルが弾けるだの何だのCMで効能をうたっているが、ああそれはこういうことなのかもしれないなぁ、と思ったことである。
思うなよとセルフツッコミをいれたくなるが。
しかしアンコールを4曲もやってくれるなんて贅沢だねぃ。藤生は新しい靴を履いていたのが災いして、2曲目あたりでもう足が痛くて死にそうでしたが。しかしここで座ったりしたら背後の激しく熱いにーちゃん達にどやされそうで、長いMCの間も立っていましたとさ。
NOISYさんという人のMCがなかなか日本語がミステリアスで楽しかったです。
ちなみにこの日記の文章を書いているのは翌日26日のけだるい午後なのだが(研修のため部内にろくに人間がいないためもうヒマヒマ)、まだ耳の調子が妙。すげぇや。
他人の声より自分の声のほうが聞き取りにくい。不思議だねぃ。

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