プリンタの死と使途
2001年4月13日4月13日、奇しくも13日の金曜日――我が部のよいよいプリンタ、死す。
月曜日から部内のシステム一新。よいよいプリンタも、5GBバイトしかない家庭用パソコンのハードディスクのがましですサーバも、キーボードの隙間にクリップが挟まっているノートパソコンともさようなら。
だからプリンタは今日が最後のおつとめ日であった。
しかし、ヤツに「今までよく働いてくれたなぁ」などという暖かい言葉をかける者はいない。
「あーこれでやっと新しいプリンタに変わってくれるよ」
皆の口から出るのはそのたぐいの言葉ばかりだ。
勿論藤生も例外ではない。というか、プリンタ近くの席であったが身の不運ヤツのボケっぷりには散々泣かされていたので、万歳三唱して見送りたい気分であった。
皆のその冷たい態度がよくなかったのであろうか――
プリンタは、止まった。
プリンタの中に住む目に見えない小人さんが
「わしゃまだ現役じゃ。若いモンには負けんぞい。なのに何故引っ込めっちゅーんじゃ。ああええわい、そういうならわしゃもう仕事ぁせん!!」
と憤死したか、
「そうか……わしはもう時代に必要とされておらんのじゃな……ああ、目が霞む……」
とお迎えに迎えられたか、
ショックのあまり心臓麻痺起こして逝かれたかのどれかであろう。
すみませんおじいちゃん、今日一日はお仕事してくれないと困るんですが。若造はまだ段ボールという母の体内の中です。
しかしおじいちゃんは目覚めなかった。
データをいくら流してもうんともすんとも言わない。
――なんも一日早く「只の匣」になられなくとも。
どっちみち廃棄の予定だったよいよいプリンタは、予定より一日早く「廃棄」の貼り紙をつけられ、廊下に放置されることになった。
ヤツの冥福を祈る。
ところでシステム一新はいいんですがコピー機もなんとかなりませんか上司……
さて今日は小野不由魅の「黄昏の岸 暁の天」発売日〜お昼休みに隣のビルの本屋にて購入。
……ついでにインポケも買っちゃった人、手を挙げて〜〜。って旦那の連載は休みですか……まあ本になったらまとめて読むからいいんだが。
月曜日から部内のシステム一新。よいよいプリンタも、5GBバイトしかない家庭用パソコンのハードディスクのがましですサーバも、キーボードの隙間にクリップが挟まっているノートパソコンともさようなら。
だからプリンタは今日が最後のおつとめ日であった。
しかし、ヤツに「今までよく働いてくれたなぁ」などという暖かい言葉をかける者はいない。
「あーこれでやっと新しいプリンタに変わってくれるよ」
皆の口から出るのはそのたぐいの言葉ばかりだ。
勿論藤生も例外ではない。というか、プリンタ近くの席であったが身の不運ヤツのボケっぷりには散々泣かされていたので、万歳三唱して見送りたい気分であった。
皆のその冷たい態度がよくなかったのであろうか――
プリンタは、止まった。
プリンタの中に住む目に見えない小人さんが
「わしゃまだ現役じゃ。若いモンには負けんぞい。なのに何故引っ込めっちゅーんじゃ。ああええわい、そういうならわしゃもう仕事ぁせん!!」
と憤死したか、
「そうか……わしはもう時代に必要とされておらんのじゃな……ああ、目が霞む……」
とお迎えに迎えられたか、
ショックのあまり心臓麻痺起こして逝かれたかのどれかであろう。
すみませんおじいちゃん、今日一日はお仕事してくれないと困るんですが。若造はまだ段ボールという母の体内の中です。
しかしおじいちゃんは目覚めなかった。
データをいくら流してもうんともすんとも言わない。
――なんも一日早く「只の匣」になられなくとも。
どっちみち廃棄の予定だったよいよいプリンタは、予定より一日早く「廃棄」の貼り紙をつけられ、廊下に放置されることになった。
ヤツの冥福を祈る。
ところでシステム一新はいいんですがコピー機もなんとかなりませんか上司……
さて今日は小野不由魅の「黄昏の岸 暁の天」発売日〜お昼休みに隣のビルの本屋にて購入。
……ついでにインポケも買っちゃった人、手を挙げて〜〜。って旦那の連載は休みですか……まあ本になったらまとめて読むからいいんだが。
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